20170720

元ゴルフ研修生クラフトマンのゴルフ相談ブログ: 練習法に関するご相談です

【読者様からの質問】
「倉木様
こんばんは
楽しくブログを拝見させて頂いている、サウスポーの還暦ゴルファーです。
今回は、アイアンの練習方法についてご教示願いたく、3Wの質問に続いてメール致しました。
過去に、ミズノのアイアンでDGR400装着のMS1でプレーしていたためか、小顔のアイアンが好きで、タイトルリストのCB712、シャフトDGPROのR300を昨年から使っていましたが、距離も伸びずに、振り難く感じたため、6iには、アッタス80のフレックスRを、7iには、NSプロ950GHHTのフレックスSを、8iには、KBSツアー90のフレックスRを、9iとPWには、KBSツアーの110、フレックスRを装着してコースや練習で3ヶ月ほど使いながら、一番しっくりしたシャフトが、KBSツアーの110フレックスRだったので、コースで使うメインセットとして、ピンi200 の、KBSツアー110フレックスRを購入しました。
練習場では、装着シャフトがバラバラの、CB712で今も練習を続けています。6iは、一番軽く、柔らかいので、ゆったりした大きいスイングで、150ヤードほどを打つ練習に、7iと9i、PWは普通のスイングやアプローチ等で、8iはあまり練習には使っていないです。
この様な練習を続けていては、スイングを悪くする要因になりますか?やはり、メインセットで、練習すべきでしょうか?
サウスポーゴルファーの宿命で試打クラブが皆無に等しい為この様な具合になってしまいました。その他のシャフトでは、XP95やNS950GHやリコイルも装着して練習していました。

ご教示の程よろしくお願い致します。
追伸、i200 アイアンは、CB712の飛距離に約+5ヤードして使っています。」



【倉木真二の回答】
そのような状況で練習しても、特に問題はありません。
ゴルフスイングは、クラブが要求するものを行う必要があります。
道具とは、使いこなすための動作をすることが基本であると考えます。
私自身も、試打シャフトクラブとして、ヘッドが同じでシャフトのみ違う、というアイアンを大量に所持しています。
そのほかに、メインのアイアンがあり、サブのアイアン勢がある、という状況です。

このように、様々な種類のクラブを持って練習する上で非常に大切になるのは「どのクラブが自分に一番合うのか」という考えを決して持ってはいけないということです。
この発想でクラブを選ぶと答えは出ませんし、苦しみ続けるだけとなります。

道具の本質は使いこなすことにあり、自分にとって使いこなせるもの、使いこなせないものがあるだけで、合う、合わない、ということは、あまり考えない方が実は健全であります。

つまり、クラブが要求するスイングを理解し、自分がそういうスイングをしていきたい、その道具を使いこなしたい、と考えてクラブを選ぶことが、苦しまないクラブ選択だと考えています。

このような考えをベースにし、様々なクラブを使って刺激を受けることは「メインのクラブを使う時のスイングの理解をより深めるため」「スイングのバランスを整えるため」という目的で行うと、メリットとなると感じています。

簡単に言いうと、どのシャフトが良いか、と考えながら練習すると良くないので、シャフトの違いを楽しむ、どのシャフトでも結局は問題ない、使いこなせる、と考えて練習するのであれば、良い刺激を得ることが出来て良い、ということになります。

ただし、特定のスイング動作の修得に集中したい場合は、一本に絞り、メインのクラブを使用した方が良いです。

漠然とした、バランスを整えるような練習であれば、様々なクラブがあっても問題ありません。

アッタスは粘り系で先端が走るタイプ、その他は基本的に中間が硬めの弾き系で先がしなるタイプになっていますが、その中にモーダス120のような全く性格が違うシャフトが入っていると、よりシャフトの違いが浮き彫りになって良い刺激を受けることができるとも思います。


 
  from 元ゴルフ研修生クラフトマンのゴルフ相談ブログ