【質問】
「こんにちは、返信ありがとうございます。
早速ですが質問させていただきます。
現在、キャロウェイのX2hotProアイアンを使用していますが、最近になり三浦技研というメーカーのMB5005というマッスルバックアイアンに興味が出てきました。調べてみると三浦技研はいわゆる地クラブメーカーであり、タイガーウッズのアイアンを削ったりしたとても精巧なブランドであるのがわかりました。
ラウンドのスコアはベスト83アベレージ95でヘッドスピードを本日計測したところ43でした。
このヘッドスピードや技能でステンディングロフトのアイアンからこのようなマッスルバックで、ウィークロフトのアイアンに移行しても十分な飛距離やスピン性能は確保できるのでしょうか。
また、現在のシャフトはトゥルーテンパーのメンフィス10です。メンフィス10は市販はされていないので今のシャフトを差し替える事は性能的に可能ですか?出来ないのであれば、重量的にns1050か島田ゴルフのk's tour lightが合うのではと思っております。nsの方は試打経験がありますがk'stourlightは打ったことがありません、どのような特性か教えていただけると嬉しいです。他にもオススメのシャフトがあれば教えていただけないでしょうか。ちなみにモーダス120は打ったことがありますが今ひとつ相性が良くなかったです。
長文になりましたが相談よろしくお願いします。
念のため、X2hotPro、三浦技研MB5005のURLを貼っておきます。
三浦技研
http://miuragiken.com/products/mg/mb-5005/index.html
X2hotpro
http://callawaygolf.jp/mens-clubs/irons/spec/2014_x2_hot_pro_ir.html」」
【回答】
X2HOT PROからMB5005に変更すれば、打ち出し角度とバックスピン量が増え、ボール初速はわずかに低下します。
ロフトが多く、また、高重心だからです。
同じロフトであれば低重心ヘッドの方が打ち出し角度は高くなりますが、5005の方が、それを上回る形でロフトが多いので、打ち出し角度、バックスピン量、ともに多くなります。
飛距離は、同じ番手であれば、落ちます。
飛距離が十分かどうかは、自分で判断することです。
何番アイアンの、どれくらいの打ち出し角度、バックスピン量で、どれくらいの飛距離が出れば十分と考えるか、ということです。
マッスルバックのメリットは、ヘッドが小さいことによる操作性の良さと、抜けの良さです。
デメリットは、スイートエリアが小さいことです。
ヘッドスピード的には、マッスルバックを使う合理的なメリットは、あまりありません。
ヘッドスピードの速いゴルファーが、操作性を求めて使用することが、合理的なメリットになります。
具体的には、45インチドライバーのヘッドスピードが48m/sくらいになると、メリットが少し出てくる感じです。
それ以下のヘッドスピードでマッスルバックの操作性を求めてしまうのは、無理矢理のヘッドターンについてこさせるための強引な使い方です。
運転に例えると、ハンドルを切るタイミングが遅くて曲がりきれない癖を、硬めのサスペンションと低扁平のタイヤで無理やり曲げようとするようなものです。本来の使い方ではありません。
マッスルバックを使えば上手くなるということはありません。
マッスルバックの使い方が上手くなるだけです。
できれば、ある程度、やさしいアイアンを使い慣れたほうが、将来的には良いです。
クラブの進化にはある程度対応したほうが、メリットが大きいからです。
マッスルバックばかり使っていると、キャビティヘッドなどが使いにくくなってしまいます。
三浦技研はヘッド重量、ロフト、ライ角、ネックの長さの精度はとても高いです。
しかし、いわれているほど、神がかったヘッドではありません。
具体的には、重心位置のバラ付きに関しては、中の上、という印象です。
自社で金型を作ってしまう大手の方が、研磨量が少なく、重心位置の安定したヘッドを作れます。
M10のシャフトを抜いて差し替えることは基本的に可能です。
ネックの長さの差などがありますから希望の長さになるかどうかはモデルによります。
NS1050は癖の少ない素直なシャフトです。
島田のシャフトのほとんどは弾き系で、中間部分が相対的に硬めで先端が走ります。
KBSツアーやMODUS3 TOUR130、ライフルなどに似ています。
M10に近いのはNS1050の方です。
from 元ゴルフ研修生クラフトマンのゴルフ相談ブログ
「こんにちは、返信ありがとうございます。
早速ですが質問させていただきます。
現在、キャロウェイのX2hotProアイアンを使用していますが、最近になり三浦技研というメーカーのMB5005というマッスルバックアイアンに興味が出てきました。調べてみると三浦技研はいわゆる地クラブメーカーであり、タイガーウッズのアイアンを削ったりしたとても精巧なブランドであるのがわかりました。
ラウンドのスコアはベスト83アベレージ95でヘッドスピードを本日計測したところ43でした。
このヘッドスピードや技能でステンディングロフトのアイアンからこのようなマッスルバックで、ウィークロフトのアイアンに移行しても十分な飛距離やスピン性能は確保できるのでしょうか。
また、現在のシャフトはトゥルーテンパーのメンフィス10です。メンフィス10は市販はされていないので今のシャフトを差し替える事は性能的に可能ですか?出来ないのであれば、重量的にns1050か島田ゴルフのk's tour lightが合うのではと思っております。nsの方は試打経験がありますがk'stourlightは打ったことがありません、どのような特性か教えていただけると嬉しいです。他にもオススメのシャフトがあれば教えていただけないでしょうか。ちなみにモーダス120は打ったことがありますが今ひとつ相性が良くなかったです。
長文になりましたが相談よろしくお願いします。
念のため、X2hotPro、三浦技研MB5005のURLを貼っておきます。
三浦技研
http://miuragiken.com/products/mg/mb-5005/index.html
X2hotpro
http://callawaygolf.jp/mens-clubs/irons/spec/2014_x2_hot_pro_ir.html」」
【回答】
X2HOT PROからMB5005に変更すれば、打ち出し角度とバックスピン量が増え、ボール初速はわずかに低下します。
ロフトが多く、また、高重心だからです。
同じロフトであれば低重心ヘッドの方が打ち出し角度は高くなりますが、5005の方が、それを上回る形でロフトが多いので、打ち出し角度、バックスピン量、ともに多くなります。
飛距離は、同じ番手であれば、落ちます。
飛距離が十分かどうかは、自分で判断することです。
何番アイアンの、どれくらいの打ち出し角度、バックスピン量で、どれくらいの飛距離が出れば十分と考えるか、ということです。
マッスルバックのメリットは、ヘッドが小さいことによる操作性の良さと、抜けの良さです。
デメリットは、スイートエリアが小さいことです。
ヘッドスピード的には、マッスルバックを使う合理的なメリットは、あまりありません。
ヘッドスピードの速いゴルファーが、操作性を求めて使用することが、合理的なメリットになります。
具体的には、45インチドライバーのヘッドスピードが48m/sくらいになると、メリットが少し出てくる感じです。
それ以下のヘッドスピードでマッスルバックの操作性を求めてしまうのは、無理矢理のヘッドターンについてこさせるための強引な使い方です。
運転に例えると、ハンドルを切るタイミングが遅くて曲がりきれない癖を、硬めのサスペンションと低扁平のタイヤで無理やり曲げようとするようなものです。本来の使い方ではありません。
マッスルバックを使えば上手くなるということはありません。
マッスルバックの使い方が上手くなるだけです。
できれば、ある程度、やさしいアイアンを使い慣れたほうが、将来的には良いです。
クラブの進化にはある程度対応したほうが、メリットが大きいからです。
マッスルバックばかり使っていると、キャビティヘッドなどが使いにくくなってしまいます。
三浦技研はヘッド重量、ロフト、ライ角、ネックの長さの精度はとても高いです。
しかし、いわれているほど、神がかったヘッドではありません。
具体的には、重心位置のバラ付きに関しては、中の上、という印象です。
自社で金型を作ってしまう大手の方が、研磨量が少なく、重心位置の安定したヘッドを作れます。
M10のシャフトを抜いて差し替えることは基本的に可能です。
ネックの長さの差などがありますから希望の長さになるかどうかはモデルによります。
NS1050は癖の少ない素直なシャフトです。
島田のシャフトのほとんどは弾き系で、中間部分が相対的に硬めで先端が走ります。
KBSツアーやMODUS3 TOUR130、ライフルなどに似ています。
M10に近いのはNS1050の方です。
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