20160405

元ゴルフ研修生クラフトマンのゴルフ相談ブログ: シャフト選びのご相談です

【質問】
「初めてメールします。
アイアンとユーティリティーのシャフトの流れに悩んでます。
昨年末MIZUNOのスタッフにフィッティングをして頂きユーティリティー以下、以下の流れでセッティングしてしてます。
個人的には気にならず、というかかなり気に入っていたのですが、あるレッスンプロか、120xと105xを組むのはアリエナイような発言をされました。どうも120xはメーカーの表記が間違っていて、実体はs。従って、105xも105sにすべきとの事でした。個人的にはユーティリティーが左に行くのが嫌で多少硬めのシャフトを選んだ経緯があるのですが、本当に120xと、105xの組み合わせはあり得ないのでしょうか。
ちなみにセッティングしては以下の通りでハンデは15です。

・ユーティリティー mp クラーク 19度 モーダス 105x
・ユーティリティー mp フライハイ 24度 モーダス 120x
・アイアン mp5 モーダス 120x

よろしくお願いします。」



【回答】
シャフトの硬さや相性は「曲げ剛性分布」を元に考えると良いです。
「モーダス120のXが実態はS」ということですが、そもそも、Sフレックスの実態と言えるものがありません。
モーダス120のXはシャフトの振動数がダイナミックゴールドS200と同等なので、それで「実質S」とおっしゃっているのかもしれません。
モーダス120のXの振動数がS200と同じなのは、モーダス120Xが非常に手元が軟らかく先端が硬いシャフトであるからです。
振動数は硬度を示す一つの目安であり、シャフトの曲げ剛性分布の方がより正確に判断できます。

モーダス105Xとモーダス120Xの相性ですが、決して悪いとは言い切れません。
手元の剛性はほぼ同じ、先端の剛性は120の方が高いです。
どちらも基本的に手元と先端の剛性差が少ないタイプですがモーダス120は特に手元と先端の差が少ないです。
なので、ハンドファーストをキープしてボールを押し込むような打ち方をする場合(アイアン的なスイングをする場合)は相性が良いです。
なのでアイアン型ユーティリティーのフライハイに120、ウッド型のCLKに105、という組み合わせは悪くありません。
今回の場合はモーダス120Xとモーダス105Sの組み合わせよりもモーダス120とモーダス105Xの組み合わせの方が良いです。


  from 元ゴルフ研修生クラフトマンのゴルフ相談ブログ