20170525

ゴルフも人生も no plan (;´Д`) : やまさき十三・芳谷圭児のゴルフコミック(漫画)「ボギー」

最近、このブログではゴルフ本書評よりゴルフコミック(漫画)評の方が多いですが、
別に特別な理由はなくてたまたまですが、ただゴルフ漫画評の方が書いてて楽しいのは確かです。

これからお泊りゴルフに行ってきます。(笑) 明日夜には帰ってきますが。
そして東京で就職している娘が週末帰省してくるのでファミリーで食事会予定ですね。



え~懐かしのゴルフコミック(漫画)探求シリーズの次の作品は、
約30年前の正真正銘の懐かしい(ワシには)ゴルフ漫画です。これを読み返したかったんだなぁ。(笑)

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「ボギー」 原作:やまさき 十三/作画:芳谷 圭児
ビッグコミックス 小学館 全6巻 1987年~1989年 



原作のやまさき十三さんは、画の北見けんいちさんとのコンビで、国民的サラリーマン漫画「釣りバカ日誌」を約38年間現在でもビッグコミックオリジナル誌で連載中であり、ゴルフコミック(漫画)としては、画の高井研一郎と組んで、週刊パーゴルフで「プロゴルファー貘」「愛しのクワアングリコ」を連載していました。

また作画の芳谷圭児さんとのコンビでは、漫画アクション誌連載「バーディ・バーディ」(双葉社 全10巻 1984年~1986年)があり、また「フェアウェイ社員」(画:村祭まこと、コミックノストラダムス 1983年~1984年)もあります。
また芳谷圭児さんもゴルフ漫画として、伊集院 静原作の「むかい風」(秋田書店刊 1996~1997年 全3巻)や、「小池一夫のザ・シビゴルフ」が有名です。

*これらのゴルフ漫画では「バーディ・バーディ」以外はリンク先に全作コミック評を書いてます。
  唯一「バーディ・バーディ」は読み返せてないだけで、いずれ読み返してコミック評書きます!キッパリ!




え~とねぇ、約30年前のこのゴルフ漫画は小学館の「ビッグコミック誌」の1986年8月10日15号から1989年1月25日2号に連載。

それでねぇ、ワシはこの頃ゴルフが大変面白くなっきて毎週連載読んでたので懐かしいマンガです。(笑)
たぶん50代後半から団塊の世代のオジサンには懐かしいゴルフ漫画だと思われます。

今回電子コミックでリバイバルしたのですが、ワシは全6巻のコミックを中古で仕入れて読み返してみました。
【このブログを書くのに結構元手がかかっていますが(笑)、それもこれもコミック史完成のため。】


え~今回の電子コミック化にあたって、このマンガのPRコピーは、

[吹く風に逆らって生きる、それが俺のやり方!”男のロマンを限りなく追求し続ける男・ボギーを描く痛快ゴルフ巨編!!]
舞台はアメリカ。石油会社を営むハリーは賭けゴルフをしていた。彼の切り札は日本人プレイヤーの、ボギー。果たしてどんな展開がボギーを待っているのか?名作ゴルフコミック!
とありましたが、

飄々としていてイケメンで凄腕の賭けゴルファーである主人公ボギー。
「ボギー」という名はゴルフでは最悪の名前だが、大事な試合ではいつもボギーで勝利を収めてしまうという男。

内容は、第1巻のテキサスウェッジという言葉があるくらい荒地のアメリカ西部のゴルフ場でのマッチプレーから物語はスタートしていきます。

■アメリカ西部のサザン・バレーGCで500万ドルの大金を張って勝負するハリーとジェームズの相棒である、賭けゴルファーのボギーとネバダ・クック
■マフィアの大ボスの息子と菫を賭けて「マンハッタン・コース」というニューヨークのマンハッタンの名所を舞台にした特設グリーン奇想天外なコースで勝負していく
ツイン・タワー → エンパイア・ステート・ビル → メトロポリタン・ホール → ヤンキー・スタジアム → マジソン・スクェア・ガーデン → 自由の女神  
■恋人の柿沼菫はコングロマリット企業パーシモン・グループの総師の娘なので、結婚することで玉の輿になる?ボギー
■凄腕ギャンブラーたちの裏マスターズに出場するも、夢忘れられずUSPGAツアーライセンスに挑戦しトーナメントへ

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ワシの記憶にあるのが、特にニューヨークのマンハッタンでの奇想天外なマッチプレイ。
エンパイア・ステート・ビルや自由の女神、そしてマジソンではあのB・スプリングスティーンのコンサート中のステージに打っていくわけですから、非常に発想のスケールがでかくて大胆。(笑)

原作のやまさき十三さんは原作者として一流なので、ゴルフの内容も納得できるので読み応えがありますね。


ただ、ワシは後半の菫との玉の輿結婚話とか、裏マスターズに出場して酔拳もどきゴルファーと対決とか、そして最後のプロトーナメントにという話は読んでなかったような気がする。最初は真面目に読んでて、途中からワシに何か?あったのかな?

まぁバブル前のゴルフ全盛期で、サラリーマン漫画全盛期の作品ですな。
あんな時代でないと、こんな気楽で面白いゴルフマンガは成立しないかもね?(笑)

from ゴルフも人生も no plan (;´Д`)