20181022

元ゴルフ研修生クラフトマンのゴルフ相談ブログ: アイアンシャフトに関するご相談です

【読者様からの質問】
「倉木様

いつもブログで他人様の相談とそれらへのご回答を拝読し、勉強させていただいております。
この度は私も相談させていただきたく、メールいたしました。

ドライバーヘッドスピードが46-47の男(39才・右利き)です。学生時代はテニスをしてました。ゴルフ歴は6年目。最近のスコアは平均89です。

どうやら私はフェイスターンが苦手のようで、長いクラブになるとフェースが帰りきらず、ミスは右へのプッシュが多いです。フェース長が長いドライバーも、構えると違和感があって苦手です。そこで、ドライバーを比較的重心距離が短いといわれるブリヂストンのドライバーにして、シャフトも先が走るスピーダーエボリューションV(60g代のX)にしたらだいぶ改善されました。

ここからがご相談なのですが、やはりアイアンも6番や5番などになると打ち出しからやや右にでることが多いです。嫌がって強引にフェースターンしたら左に巻いてしまいます。
現在使っているアイアンはスリクソンZ765で、6番5番はZ565になっているいわゆるコンボセットです。シャフトはDGS200です。

・アイアンも重心距離が短いものに代えたら、少しは改善が期待できそうでしょうか?(オススメのヘッドは何かありますか?)

・鉛をバックフェースにはるのはいかがでしょうか?

・ライ角を5番6番だけアップライトにしたらつかまりが良くなり改善が期待できそうでしょうか? 

・シャフトをDG以外を試すのも一案でしょうか?(ゴルフをはじめてから今までDG以外は使ったことがありません)

以上、アドバイス頂きたく、宜しくお願いします。

最後になりますが、ブログの益々の御発展を祈念しています。」



【倉木真二の回答】
スイングタイプとドライバーの選択の基本的な考え方が良いので結果が良いようであればドライバーは現状のままで良いと感じます。
アイアンに関してはヘッドの重心についてはさほど問題ありません。
スイングタイプ的にはアイアンの場合特にヘッドの重心よりもシャフトの剛性の方がプッシュアウト防止に効果的です。
ドライバーと同じ手元が硬めの粘り系にすると良くなる可能性があります。
ウエイトをバックフェースに貼ることはさほど大きな効果は見込めないと予想します。
またライ角をアップライトにする方法はあまりオススメしません。
打点がヒールに集中しやすいインサイドアウト軌道のタイプはインパクト時のライ角はフラット目になる傾向にありますのでライ角をさらにアップライトにしてつかまえようとすると打点がさらにヒールに寄る可能性がありインパクト時にトー側が浮きすぎてしまいますので打点を安定化させることが難しくなります。
最悪の場合はシャンクが多くなります。
ライ角調整、ヘッドにウエイトを貼る、どちらもまずはコストを抑えて調節できる方法を試すということなのだと思いますがウエイトはわずかに効果があるかもしれないというレベルでライ角はやらない方が良いということになってしまいます。
やはりシャフトの方が効果が高いのでこちらの方がオススメではあります。
ドライバーと似たタイプだとNS1150のSフレックスがあります。
NS1150Sフレックスを硬くなる方に番手をずらして装着すると手元の硬さが高まり振り遅れ防止に効果が出ると思います。
またダンロップ純正で装着されるDG DSTもDGを先端に向かうほど剛性を下げたタイプになっていてスイングタイプ的には悪くない相性です。
DGのままで行くのも一つの方法です。
その場合はスイングの修正を強める必要があります。
現状のスイングだと少しインサイドアウト軌道が強くスイングプレーンがフラットなのでこれの改善が必要になります。
アウトサイドイン軌道で左打ち出しのスライス、フェードを打つ練習が効果的です。

基本的に良い考えを持っていると感じますので大きく間違えることはないと思います。
個人的なオススメを言うと

・リシャフトする
・DG DST装着モデルに買い換える

をまずは実行した方が目標設定が遠すぎず良いのかなと感じます。
DGを使えなければならないということはありません。
DGが嫌いで全く使用しないというプロも多数います。


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