【読者様からの質問】「 倉木様
最近こちらのサイトを見つけまして参考にさせていただいております。
初めて質問させていただきます。
1年前に父から譲り受けたクラブでゴルフを始めまして、
最近になって自分でクラブを買いたいと思い、ご相談させていただきます。
現在はPING G20アイアン(N.S.PRO 950)を使用しております。
(ウェッジはPING GLIDE、ドライバーはマクレガー NVです)
身長173cm / 体重58kg 35歳 小中高は野球部です。
ドライバーのHSは43~44、7番アイアンは37~38でした。
購入を検討しているクラブの7番アイアンを購入し、打ち比べを行いましたがいまいちどちらが良いかわかりませんでした。
・PING i25 (CFSシャフト フレックスS)
・PING Iアイアン (MODUS 120 フレックスS)
i25の方が振りやすかったのですが、飛距離はIアイアンの方が飛んでいる印象です。
これからスイングを作っていく中でどちらのアイアンでいくのがよろしいでしょうか?
お忙しい中恐れ入りますが、ご教示いただけますと幸いです。
よろしくお願いいたします。」
【倉木真二の回答】
Iアイアンの方がヘッドのロフト角が立っているので、単純に、その分、飛距離が出ます。
野球をやられていたのであれば、体力はあるのだと想像します。
野球をやっていた方は切り返しでやや腕の力に頼る傾向があります。
この場合、手元が相対的に軟らかめのシャフトが向いています。
手元が軟らかいと切り返しでタメができます。
切り返しで腕の力を強めに使うとインパクト時にクラブヘッドが手元よりも先行し、ロフト角が大きくなりすぎて弾道が高くなりすぎてしまう可能性が高くなります。
この考えからシャフトを選ぶとモーダス120のSフレックスあたりが妥当だと感じます。
CFSだと少し軽いと感じます。
スイングの精度がある程度のレベルに到達するまでは体力に対して重めのシャフトを使った方が良いスイングへ導いてくれる傾向にあります。
軽すぎると手の力に頼ってスイングしてしまうので体の使い方を覚えにくくなります。
ヘッドに関してはI、i25、どちらでも問題はありませんが、より本質的にスイングを磨いていきたいのであれば、i25程度のロフト角は良いと考えています。
このくらいのロフト角になるとスピンコントロールとクラブヘッド入射角のコントロールを要求され、それに対応することでスイング技術が向上します。
from 元ゴルフ研修生クラフトマンのゴルフ相談ブログ