20170425

◆絶滅危惧種のゴルフクラブ創ります: 飛距離アップ計画②

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あまりに極端ですが
これに近い姿勢、このイメージに近いクラブ姿勢を作るのは
振り子では絶対に無理です。

このイメージがショットとつながるのであれば
ロフトは立ち、
ボールを上から打つことは難しくないでしょう。
上から打てますから
 クラブの重さは動作速度の助力になる上、
 打撃そのものにヘッド重量が使えるので・・・
振り子の打つ労力の半分近くであっても
必ず飛距離は伸びます。
スナップショット 8 (2013-06-09 14-54)スナップショット 10 (2013-06-09 14-54)




グリップの移動量よりもヘッドの移動量の方が断然多い
シャフトの角角度運動をしている
振り子で振っている
ダウンスイングを腰から

スナップショット 1 (2013-06-09 15-03)スナップショット 2 (2013-06-09 15-03)スナップショット 6 (2013-06-09 15-04)




逆に この画像のイメージが
自分のインパクトやショットのイメージとつながらない
これが打つことと結びつかない 場合
残念ですが、
飛距離アップを狙うには体の痛みがついて回るでしょう。


スナップショット 1 (2013-06-22 0-32)スナップショット 3 (2013-06-22 0-33)






スイングプレーンの インから振るか アウトから振るか
は軌道の道筋の話ではなくて「時期の問題」
と言うお話を過去にしていますが、
この上から打てるか、下からしゃくる(煽る・すくう)
も全くそれと同じです。
正しく体の回転でクラブが動かせ
進行方向である左サイドが低い内にインパクトに入れれば
下にむかって打てる・上から打てる に該当します。
逆に 下から煽って打つ・しゃくって打つ というのは
スイングの軌道の問題ではなく、
左サイドがあがってしまってから インパクトに入ることを
指すのです。




体の回転そのもので 直にグリップが移動する
と言うスイングをトライしていない限り
あおり打ち になる前に
下にクラブをより速く振っても 問題は解決しません。
確かに 煽り打ちになるのは
 体の正面にクラブがなく、ヘッドが右にズレている
事なのですが、速く動かして そのズレや遅れを取り戻そう
としても そのズレの関係が残ったまま
全部がその関係のまま 速く動くだけです。
特にゴルフクラブの場合 長さと重さがあるので
下に振れば振るほど 体の上向きは増えざるを得ません。



この煽り打ちの原因には
かなりの部分、クラブにあります。

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概ね 使っているゴルフクラブ、使われてきたクラブ
によって決まってしまう と言って間違いないでしょう。

一般的な ヘッドの軽い、シャフトの硬いクラブであれば
本能的に飛びそうもない というのも働くでしょうし、
軽いヘッド、硬いシャフトの持つ意味合いは
如何に速く振るか、大きな道のりを振るか
という事になります。


うーん 伝わらないかも知れませんが、

ゴルフスイングの基礎は 自分が体の向きを変えることで直に
グリップを動かしてヘッドを移動させることです

ですので 体の回転でグリップは円弧を描きますが
それに対し ヘッドは円弧を描く というよりも
グリップに引きずられ 直線に動く「ような感じ」
もしくは 内回りに近道 をするものです。

クラブの見てくれの長さ の弧は描かないのです。

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クラブの見てくれの長さ の弧を描くには
スイングの基礎ではある 
 『グリップを動かしてヘッドを移動させる』から逸脱し
グリップを止めて ヘッドを動かす と言う行為が
絶対に必要になります。

これによって 体の回転の時期に対し
ヘッドの通ってくる道のりが長くなり(時間がかかる)
正面でインパクト迎えるのが難しくなります。

スイングの意地悪なところは
体の回転に対し 遅れたヘッドやシャフトを
間に合わせるために スピードを上げても
その 相互関係は決して変わりません。
多くの場合 よりその関係は悪くなります。

ですので スイングプレーンの アウトサイドイン
と全く同じで
煽って振る、しゃくって振る、すくって振る
と言う行為は
それそのものの事象が見た目改善されたしても
根本の原因が
 体の回転でグリップを動かし、その結果 ヘッドが動く
をせず、手さばきでクラブを振っていることなのですが、
それを 見てくれの軌道だけを治しても
それとはまた違う問題に先送りされるだけです。

その起因が 軽いヘッド、硬いシャフトである限り、
重いヘッド 柔らかいシャフトにしない限り、
あおり打ちからは離脱出来ません。

そこで 見てくれのロフトを立てられたとしても、
一時的に飛距離が伸びたとしても、
そのツケは 首、腰、肘や手首の痛みや故障になるだけです。


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ボールに対する ロフトの効果は
左右のスイングプレーンと同じで
動いてきた 上下の軌道 に対しての
ヘッド姿勢です。

分かりにくいからもしれませんが
地面に対し ロフトが30度の姿勢 であったとしても
入射角(上から下)に10度の軌道であれば
ある意味40度のロフト効果です。

逆に 仰角(下から上)に10度の軌道であれば
20度の効果になって 理屈上はロフト効果は減ります(立つ)

決して煽り打ちを推奨しているのではありません! が
ロフト姿勢を立てながら 仰角を取る というのは
体の回転で直にグリップを動かすスイングでないと不可能です。

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グリップの移動量に対し ヘッドが沢山動く
俗に言う 振り子の動きでは
仰角時はロフトが増え、入射角時はロフトが立ちます。
ロフトを立てたまま 仰角にすることは出来ません。


またほとんどの人は気づいていませんが
グリップを動かさず、ヘッドを振る振り方は
遠心力のかかる分、ヘッド➟グリップの方向に
引くチカラ(求心力)が必要になるため、
グリップの位置が後ろ(右)に下がりやすく
体が急激に上を向く為
その上昇ラインは 下降ラインよりも急激になります。
左右対称の弧(上下弧)には決してならないのです。



体の回転で ロフトが立ち
入射角度が取れていれば
(左サイドが低い内にインパクトに入れればと言う意味)
球体であるボールに対し、
フェース上の上下に打点がズレても
殆どミスになりません。
 ☆体の回転でグリップを動かし、ヘッドを引きずって
  動かせば 必ず立ったロフト姿勢+入射角度 は付いてきます


ところが 振り子で振っていて
入射・仰角 そして ロフトには
ヘッドの高さの変化が激しい上
予定よりも 最下点が右にズレ易い特性がありますから
その振り方を変えず 飛ばす為に仰角傾向に持っていくと
トップダフリのミスが交互交互に
かなりの確率で付きまといます。
上下1センチ 左右1センチのずれが すべてはっきりとした
ミスになります。





adc717b3-sまあ これはおまけですが
グリップに対し ヘッドを振る行為
シャフトの角角度運動というのは
左右のグリップの移動量の差です。
振り子に振るのには
それが左右であっても 上下であっても
スイングは斜めの円弧だから斜めですが…
左のグリップの移動に対し 右のグリップをたくさん、速く
当然ですが外回りしなくてはなりません。

下に振るには 左のグリップよりも下に右のグリップを動かすのですから
当然その分右サイドは下がります。
横に振るには 左のグリップよりもボール側に
右のグリップを動かしますから右サイドは前に出ます(体が開きます)
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下に振れば ヘッドは低くなりますが
それと同調して左サイドがあがります。
前(ボールの方)に振れば ヘッドはボールの方に出ますが
それと同調して左サイドが開きます。


右サイドが下がる原因・・・
体が開く原因・・・

 無自覚に自分で作っていますし、
 それは 自分のスイングではやらない訳にいかない
 という事にはほぼ全員気づいていません。


from ◆絶滅危惧種のゴルフクラブ創ります