20190110

鹿又芳典ゴルフブログ: TENSEI CK Pro Orange


待ち望んでいた方も多いんじゃないかというシャフトの先日発表会がありました。

そのシャフトは三菱ケミカルさんの
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TENSEI CK Pro Orangeです

PGAでは、あのプロもこのプロもと目に焼き付いていると思います。 アメリカでは比較的に価格を抑えたTESEIシリーズとPROシリーズに分かれて販売していました。スペックも重たい物からしかなかったのですが、日本では50g台のRから用意されています

ではどんなシャフトかというと三菱ケミカルさんの代表的なモデルDIAMANAシリーズの系譜ではなく、FUBUKI+KUROKAGE÷2のような系譜なんです。冷静に考えればどちらも日本で定着はしていますが元を辿れば逆輸入のシャフトなので納得のところです。 特徴的なのは手元の作り方だと思います。簡単にお話しすると、手元にタングステンプリプレグとカーボン/ケブラーのハイブリッドクロスを配置することで絶妙の撓り感と安定感を感じさせてくれます また少しカウンターバランスになるので大型ヘッド(高慣性モーメント)をスピード感を落とさずに振れるイメージです。メーカーさんに聞いたところでは、PGAの選手たちはカウンターバランスだからと言って長さを長くすることはせず同じ長さでバランスを軽くなった状態で使用しているとのことでした

僕のイメージ(思い込み?)でPGAの選手たちに好まれるシャフトの多くは手元剛性の高い物が多いと思っていました。そのあたりも聞いてみると実際にその傾向は強く理由の一つとしてボールスピードを上げやすい傾向だからなんですが、その代わりに先ほどお話したシートの配置で剛性の代わりに重さという対応で「撓りとスピード」を両立させたことが多くのプロの支持を得ている理由のようです

僕個人的な好みもありますが、三菱ケミカルさんのタングステンプリプレグを使ったシャフトの挙動がとても良く感じているので、当然このTENSEIも好みのシャフトの一つです。 切り返しで手元側の撓りを感じてインパクトではヘッドが開く方向に動きにくいので厚く強いインパクトになりやすいのも好みの理由です 手元側のしなるシャフト(先端の硬い)には少ない挙動の一つだと思います。2月上旬から発売されるそうなので興味のある方は是非試してみてくださいね
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