20170728

ゴルフも人生も no plan (;´Д`) : 海老沢泰久のゴルフなエッセイ集「暗黙のルール」

次のゴルフはお盆の12日に同級生たちとの恒例のアホアホゴルフ。

別にスコアなんて求めてない。夜の飲みとカラオケだけが楽しみっていうイベント。(笑)
だから、この機会に一昨日のゴルフ練習で少し思いついたことを試してみようかと思ってます。


それから、ポケモンGOが、1周年ボーナス中で1週間で125万XP獲得(通常では1週間約30万XP)して、
1週間で一挙に266万XP/500万XP(レベル39)になりました。
ただ伝説ポケモンは田舎では人が集まらないのでもう捕獲は諦めていますけどね。



え~次のゴルフ本は海老沢泰久さんのエッセイ集です。

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「暗黙のルール」
海老沢泰久 (著)  新潮社刊  2000年9月


<内容>
「ルールがあるから、スポーツも人生も面白い。ゴルフの愉しみと苦しみ、サッカー・野球・F1の醍醐味などを海老沢流の確かな視点と鮮やかな筆致で描く74篇の珠玉エッセイ集。」

<著者/海老沢泰久>
「1950年、茨城県生まれ。国学院大学卒業。同大学折口博士記念古代研究所勤務を経て、著述業に。88年、『F1地上の夢』で新田次郎賞を受賞、94年には『帰郷』で直木賞を受賞した。著書に、『監督』『F2グランプリ』『ただ栄光のために 堀内恒夫物語』のほか、時代小説『青い空』『無用庵隠居修行』等がある。」





え~作家海老沢泰久さんのゴルフ物としては、下記のものがあり、リンクはワシの書評です。

「ゴルフが好き 岡本綾子の生き方」 毎日新聞社 1999
「オーケイ。」 文藝春秋 2000
「暗黙のルール」 新潮社 2000
http://dell92.blog83.fc2.com/blog-entry-604.html" target="_blank" title="「ぼくの好きなゴルフ」 朝日新聞社 2001 のち文庫">「ぼくの好きなゴルフ」 朝日新聞社 2001 のち文庫
http://dell92.blog83.fc2.com/blog-entry-878.html" target="_blank" title="「ぼくたちのスコットランド紀行」 ランダムハウス講談社文庫 2009">「ぼくたちのスコットランド紀行」 ランダムハウス講談社文庫 2009

で、今回この著者2冊目のエッセイ集になんとかゴルフ物が結構あったので読んでみたわけです。
そして、また強引に「ゴルフな本」として分類しました。(笑)


タイトルの意味は、
「ルールがあるからこそスポーツは面白い。」ということ。

「我々は実生活の中でさまざまなルール違反やごまかしをして生きてるわけです。しかし、その中でどうしてスポーツをするときだけ頑固にルールを守ろうとするのか?
それはスポーツにおいては、違反することの許されないきわめて厳格なルールがあることが面白いので、それをごまかして勝ったところで面白くもなんともないから。」という著者の考えです。

特にゴルフは「ボールはあるがままであり、ゴルフには審判がいない。」ので、自らが審判にもなるために面白いわけで、

この目次の中では、
1.人はなぜスポーツをするのか? 11篇は「CHOICE誌」1993年~1995年掲載
2.ぼくのゴルフ事始   「週刊文春」 1995年~1997年掲載

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著者海老沢泰久氏は1988年の春から1989年にかけて、夫婦でロンドン郊外のキングストン・アポン・テームズという町で暮らし、そこでゴルフも覚えたわけで、イギリスは日本と違って社会のルールは成文化していないが、暗黙のルールというべき常識が発達したのか社会がうまく機能しているとの見立てです。

ゴルフに関しては、日本の6インチプレース、高すぎる昼食やボールのこと、スロープレーのことなど色々書いてますが、著者の場合は内容表現にトゲがありますね。また英国崇拝気味なのが少し気になります。(笑)

そしてそのへんが、2歳違いでほぼ同じ世代の同じスポーツノンフィクション作家で、同じくアベレージゴルファーだった山際淳司さんとの違いで、ワシはユーモアのある山際さんの方が好きですな。

この本の中で、著者はあるがままの英国流なんで日本の6インチプレースへの疑問を、「キャディとか同伴者にボール動かしたら?」と言われても絶対動かさないと偉そうに書いていましたが、ワシに言わせればそんなことはどうでもいいことです。

というのも、競技は当然ノータッチだし、所詮遊びなんだから本人の好きなようにやればいいと思うわけで、
またゴルフが上手けりゃ、キャディさんや同伴者は動かしたら?とは絶対言わないわけですから。(笑)

そんなことより、ワシが一番気になるのは「スロープレー」ですな。
ワシは初心者等のヘタを連れている場合には、後ろに迷惑掛けないように絶えず後ろを振り返りますし、ダラダラしてる若い衆には「走れ!」と言います。

また一度、初ラウンドの非力な女性とプレーした場合に、何回もチョロしてもそのまま打たせましたが、後ろの組がティグラウンドに見えたら、もうボールを拾ってグリーンまでワープさせました。(笑) 後で悪く言われたけど、仕方ないスロープレーになるから。

結論的には、この本は著者2冊目のエッセイ集で全体的に短いエッセイが多いの(74編)で面白さには欠けていて、特にワシは野球やF1にはあまり興味がないのもう一つでしたが、最後のオール讀物編集者島田氏夫婦と作者海老沢夫婦の旅行記「イギリス再訪」は33pと長かったこともあって面白かったですけどね。

え~ワシのこのゴルフ本の評価は★★です。(★3が満点)

from ゴルフも人生も no plan (;´Д`)