20170719

ModernSwing21: 肩を回せという意味がイマイチ!


Question

ゴルフ初心者です!
肩を回せと言われたのですがイマイチ意味がわかりません!
イメージを掴む為に家で練習出来る事ってありますか??
オススメの練習器具とかあれば教えて欲しいです。
よろしくお願いします。


Answer

肩を回せと言われるということは、恐らくテイクバックで
肩が90度回っていないのだと思います。

テイクバックでクラブを上げ、トップの位置では
DRではシャフトが水平になるまで肩を回します。
ただ、左の肘を曲げたりすれば肩が90度回らずとも
シャフトは水平まで上がってしまいます。

これでは肩が回っているとは言えません。
左の肘は曲げずに、左腕は11時くらいまで上げて
トップの形を作りますので、肩は最低90度回らないと
その形ができません。
肩は本来PWでもDRでも90度は回るようにしますが、
左腕はPWでは9時半、DRでは11~12時くらいまで上げます。

DRの場合には特に90度以上回らないと捉まりが悪く
飛距離も十分には出ません。

しかし、実践の時には大きく肩を回すことが怖くなる事があります。
芯を外すのではなかと、体の動きが小さくなってしまうのです。

肩を回すという動きはテイクバック動作の一部です。
それには色々な方法があるのですが、背骨軸で
左肩をしっかりと右内腿の上に移動させる楽な方法があります。

それはまず左足の拇指球で地球を時計と反対周りに回します。
これを左つま先の外旋とします。

この力によって体は上空から見たら右回り(時計回り)をします。
それと同時に右脚の力を徐々に抜いていくと
右側に体全体が倒れそうになります。

この重力を利用すると、肩が回りやすくなります。
この際に右肩から左腰まで点線を引き、それを折り目に
左肩を右内腿の直線上に折りたたみます。

この三つの動きを同時に行いながら肩を回転させると
安定した、ムラの少ない動作になります。
より少ない力で効率の良い動作ができます。
最初は面倒で複雑ですが、慣れるとこの方法はかなり精度が高く
ミスが少なくて力をあまり使わない方法だという事が分かるでしょう。

突然テイクバックが分からなくなった時には、
この動きを頭で覚えておくとすぐに復元することができます。

ただ、大切なのは左膝を残しながら腰よりも肩を先に回し
肩と腰の捻転差が最大になってから腰を回し始める事です。
これによって体の張が使え、軸のブレも少なく、より精度が高まります。

そして、切り替えしでは今度は右つま先の外旋をすると
より楽に体重移動ができるようになり、切り替えしが楽になります。

そして、何よりも重要なのはエアーでの反復です。
このテイクバックの方法で毎日朝晩60回を
最低3週間は継続させてください。
そして、その後はウォーミンングアップのルティーンに取り入れて
基礎練習として生涯鏡の前でズレの調整を行ってください。

リバースピボット(明治の大砲)になったり、腰がスエーしないように
ゆっくりと上げる事で、よりブレの少ないテイクバックが可能となります。
反動を使ったり、瞬発的に上げようとする人が多いのですが
なぞるように静かに始動するようにすると、ヘッドが暴れたり
テンポが速くなったりするミスが減少するかと思います。

練習としては動画で撮影しながらや、鏡の前で
まずはゆっくりと素振りからですね。
それも難しかったらエアーや、腕なしの体だけにして
十分に体が動くようになってから手やクラブを足していき
しっかりと素振りができるようになってから球を打ちましょう。




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