20170729

◆絶滅危惧種のゴルフクラブ創ります: ゴルフの基礎❻体のつくりと回転



スイングの回転軸 になるのは背骨です。
体を突き抜く
『真っ直ぐ』なものではありませんが、
位置としては 体の厚みの真ん中よりも後方にあります。
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人間の感覚としては実感し難い部分です。
特に動作中はより把握し難いですね。

頭を動かすな と言われると
多くの人は 顔を動かさない を錯覚してしまいがち ですが、
顔は軸にあたる背骨よりもかなり前方にあります。
視覚による影響は少なくないでしょうね。

実在する軸は 感覚としては言葉で言う
 「首」 に近いでしょう。
もしくは 背中を後ろの傾いた柱に押し付けているような
感じも遠くはないでしょう。

スイングの回転は結果として
右に約90度~左に約90度
つごう 180度向きを変えます。
軸に対する 顔・顔面・目の位置 で言うと
顔の厚み分の半径 円を描く形になります。
逆に顔~目の位置が動かないと
軸を左右に動かすことになります。
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多くのゴルファーは
体を回すことと体の重さの移動(体重移動)は
別なものと考えているようですが
体の構造上、その二つを切り離すことは出来ません。
最近は へそやみぞおちより上の上半身を捩じる
妖怪のような動きを回転と呼んだりしていますが、
体を壊さずゴルフを楽しみたい方には禁忌な方法です。
その方法では 体重移動をしないようですが、
それこそ 体の構造を無視した方法。。。
故に痛めるのですね。

体の回転ばかりではありませんが、
見えていることをそのまま真似しても
その動作は真似られません。
動作中に色々な負荷・不可抗力がかかり
その補正動作が入ってしまうからです。
やろうとしている動作を造るには
その見た目とは異なる、色々な負荷や不可抗力が
混じって完成されるものをイメージしておく必要があります。
見た目と違うイメージが必要です。

特にダウンスイングでの体の回転は
見た目や望みの動作と 全くと言えるほど違うイメージを
持っていないと おそらく完成させることは出来ません。

スイングで言う 型 に囚われてはイケマセン。
ゴルフクラブという形状、人間の構造 からすると
結果として 似たような形になるに過ぎません。
dohiraki

右から左に180度向きを変える
この動きを自然にすれば
顔面と後頭部の位置関係は当然入れ替わります。
飛球線方向に対し 前に有った後頭部 は後方に下がります。
これを考慮に入れ
クラブの重さが左に掛かったら
自然に頭も「大きく」左脚に動かしておく感覚があると
結果、軸は同じ位置を維持できます。


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