前回のGWTVの収録では、辻村プロにも参加してもらったことを書きました。辻村プロのスイングは、橋本プロのようなフェードではなく、ドローヒッターでドライバーでは左へのミスがでることが悩みというか、ドライバーイップスになりかけているような状態だったようです。
練習場で打っているところを見る限りでは、280〜90ｙくらいのナイスショットを連発していて、とてもイップスになりそうな雰囲気はなかったのですが、試合では違う状態になるのかもしれません。イップスというのはそういうもので、パターでもアプローチでもその他でも、練習や練習ラウンドでは普通にできることが、試合になると動かなくなる、とか突飛な動きがでてしまう。というようなことになるものです。そしてそれは、極論すればメンタルなことが原因と言えるので、なかなか治すのは難しいと言えるかもしれません。
辻村プロは、フェードからドドローに変えて調子が良くなり、QT上位でツアー出場するなどの活躍もあったのですが、その後、徐々におかしくなったようです。そういう過程を考えると、フェードからドローに変えている過程にとても良い状態があり、しかし、その後、ドロー打ち傾向に傾きすぎておなしくなってきたのか？という気がします。
スイングを変えていると、例えば現在がハンドアップなのでハンドダウンしてみたらとても良くなったとします。すると次の練習でもあのハンドダウン感覚で打とうとして、同じようなつもりでセットアップしたとします。しかし、スタート地点が知らぬ間に元々のハンドアップの位置よりもハンドダウンに寄っていたため、前回と同じ感覚でハンドダウンにすると、良い状態よりもハンドダウンになりすぎている、ということが起こります。
そんなふうに何かを調整する時に、感覚のみに頼っていると必ず間違いなく狂います。絶対角度感覚、みたいなもを持っている人がいれば別ですが、普通は相対的にしか角度を感じられないのが人間なので、感覚だけで角度を変えて良いところで止める、というのは非常に難しいのです。だから、そんな時にはGプレーン、ということで、固定された基準が必要になるわけですね。ああそれなのにそれなのに・・・・
というわけで、今日もレッスン公開をお楽しみください・・・
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