20170528

鹿又芳典ゴルフブログ: スパークリング ヴェスト


エティモさんから発売されている興味深いシャフトです 

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興味深いのはこの綺麗なカラーリングではなく、このシャフトの作り方と特性にあります


実はこのシャフトですが簡単に説明すると特殊な技術(VRSST理論)で縦方向に溝をいれ、そこに超弾性ストレートカーボンを入れて作っていくんです  これによってシャフトの「ねじれとゆがみ」を大幅に改善することに成功したんです   シャフトは皆さんがご存知のようにテーパー形状(先端が細い)になっているので、どうしても均一に撓らせるということが難しい形になります。これは形状からくる部分とカーボンシャフトの作り方からくる部分の2つによって避けられないところです。これを利用した設計や材料配分でシャフトの捻じれや撓りを計算して球の捕まりや弾きに応用して作られているのが今のシャフトです。  その定説的な部分を覆した作り方がこの「ヴェスト」と言っていいのではないでしょうか 

この結果周方向の硬さムラが全長にわたって均一になりシャフト全長がムラなく撓り戻るシャフトになっているんです  細かな説明は公式ホームページhttp://vrsst.comをご覧ください。

実際に打ってみるとシャフトの撓り量は多めですが、なめらかに撓り戻りとてもスムーズに振れるシャフトに仕上がっています 僕的な感覚ですと今までのシャフトの感覚に慣れていると、ねじれがない分、初めは捕まらない感覚になりますが数球打っていると直ぐに慣れていきますし安定に繋がります。また撓りの多さが飛距離性能に結びついていきますので非常に興味深いシャフトに仕上がっているんです

ここで間違わないで欲しいのは、既存のシャフトの特性や作り方を否定する気持ちは一切ありませんっ と言うことです何故なら今までのシャフト設計や技術によって作られているのも特性や個性です。という事はこのヴェストの作り方や特性も個性という事なんです  ただこの新しい個性によって今までの結果と違うことが起こるゴルファーが出てくる可能性を感じさせてくれていますまたこの技術が積み重なることによって球質やヘッドにに対する設計など色々な可能性も感じさせてくれるシャフトだと思います

僕自身も長い期間で色々と試していきたいと思っていますが、興味のある方は是非ホームページからお問い合わせいただければと思います  
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