20170522

◆絶滅危惧種のゴルフクラブ創ります: ★重要★スイングの原理⑤



ゴルフスイングを考える上で
錯覚してしまいがち…なのは
方向の左右もそうですが、
クラブを下に振るとか上下の変化も
自分のの動きで行おう
 としてしまう事です。
スナップショット 1 (2016-12-24 3-12)

ゴルフスイングとゴルフクラブの関係は
長い時間をかけて練り直された先人の知恵がつまっており
ほぼ完成した、とても素晴らしい関係にあります。

現代のスイングの困ったところ…というか
おそらく それはゴルフのスイングに限らないのかも
知れませんが、『見てくれ』『外観』に
あまりに惑わされています


確かに スイングは円弧を描きますし
その円弧上をヘッドは斜めに移動しますので
上下に動かしているよう…に見えますが、
それは実際 体の傾きと体の向きの変更があるから で
そう言う意味でも
 ①その体の傾き
 前傾姿勢 ☞骨盤と大腿骨の角度差
 ②体の回転 
 胴体を捻らず
 骨盤から上の胴体がワンユニットに動く

というのがとても大切になります。

円弧を描くから と それを
肩甲骨を含めた上半身の上側でなぞってしまう
4bcbe6f4腕の振りだけで作ってしまうと
体の回転に 上下が伴ってきません。
 🌟右を向いている時は
 ショットの進行方向に当たる 左サイドが低く
 打ち終わった後、左サイドが高くなる
ですので ☜これではダメ です

左右のグリップの位置関係 というのがとても大切で
本来 トップの位置では
スナップショット 1 (2016-11-28 2-35)左グリップよりも
右グリップの方が高い位置関係にある筈です。
体の向き/傾きから 左サイドの方が低い筈ですから
クラブの重さ、腕の重さは主に左グリップ、左腕、左肘
にかかりますから その重さ通りに動かせば
ショットの方向に進行します。

トップの位置で 両グリップのはっきりとした上下関係がない
どちらかというと 右が低いような状況が出来てしまうと
重さのかかった右サイドは下がりはしても動作が出来ませんし、
動作を始めると 左サイドは上がり、右サイドが下がる
本来の回転の角度や方向とは違う動きになってしまいます。

クラブのその形の作り出す重さを
うまく利用していくには 両グリップの位置関係
特に上下関係がとても重要です。

それを作るには 上半身が捩じられない体の廻りが必要で
上半身をねじっている限り、クラブのその形による重さを
チカラでねじ伏せなければなりませんので
シャフトはより硬い方が良いでしょうし、
ヘッドも小振り(重心距離の短い)で軽いものを欲することに
なって行くでしょう。
(逆にそう言うクラブだから そう言うスイングになるとも言えます)

IMG_0504

トップの位置で クラブの重さが左肘、左グリップにかかる
そう言う位置関係が出来れば
当然「力まず」ダウンスイングに移行して行けます。
ダウンスイングに力まなくてはイケナイ ということは
クラブの作り出す重さ・・・クラブヘッドの位置や姿勢
がダウンスイング方向・ショット方向とは違う方向に
なっているという証でもあります。

クラブの働き も利用して 楽にボールを飛ばす
という観点からも その始まりの部分はとても重要です。

from ◆絶滅危惧種のゴルフクラブ創ります