20170410

元ゴルフ研修生クラフトマンのゴルフ相談ブログ: 右打ちだしのお悩みです

【質問】
「倉木様

いつも楽しく拝読させて頂いております。
ある日、急にアイアンが当たらなくなりました。
元々、50ヤード前後のアプローチが苦手で、シャンクではないのですが、
インパクト直後に右45度前に飛んで行くことがよくありました。
自分ではインパクト時に左後方に手で引き込むクセがあるので、それが原因でフェース面で球が滑っているのかと思っています。
ところが最近は通常のアイアンショットにも同じ現象が起こり、右斜め前に低く飛出します。
明らかにフェース面にきっちり当たっていないのはインパクト時の感触でわかります。
何となくインパクト時にフェース面が返ってない様な気もするのですが、同伴者からはテークバック時にすぐフェースを開いているとか、手を使いすぎだとか指摘されます。
前回、テークバック時に右足に乗った体重が左足へ移せない事で相談させて頂きました。
そこで現在はその場で腰、肩を回すようにしていますが、そのあたりくらいから当たらなくなってきました。
UTやFWもフェースにきっちり当たらなくなっています。
色々と原因はあるかと思いますが、何かアドバイスを頂けませんでしょうか?

宜しくお願い致します。」



【回答】
いわゆる手打ちになっていることが原因である可能性が高いです。
手打ちとはトップからの切り返しを手で行ってしまうスイングです。
そうするとインパクト時に手元よりもクラブヘッドが大きく先行する極端な縦振りのアウトサイドイン軌道になります。
左足へ体重を移動することができずフォローでは左肘が引けます。
弾道は大きなスライスで飛距離も大幅にロスします。
テークバックでは同伴者の指摘のようにフェースが開いてしまいますし腕を使いすぎるスイングになります。
トップからの切り返しで下半身リードにすることが解決法になります。
最初はよりフェースが開くようになってスライスがひどくなりますのでフックグリップにすることをオススメします。
スイング軌道やインパクト時のフェース面の向きがわかる高速カメラ付きの計測機で確認すると良くわかります。
頭上カメラが設置されたサイエンスアイという計測機が有効です。
大手のゴルフショップの試打コーナーに設置されています。
ただし基本的にレッスンのための設備ではないのでクラブの調整や交換の検討も含めて計測をすると良いです。



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