【質問】
「倉木 真二 様
先日はお忙しい中、アイアンのシャフト選定のアドバイスを頂きましてありがとう
ございました。
http://golfjyoutatu.seesaa.net/article/448002643.html?1489582420
その後野外での試打会に参加して自分でも再度感触を確かめ、シャフトをモーダス
120Sにてi200アイアン（PING）を発注しました。
現在はラウンドでも使用しながら練習中です。これからもレベルアップを目指して
いきます。
今回はUTシャフトのリシャフトに関してご相談したくメールさせて頂きました。
【悩み】
UTのリシャフトを考えていますが、現在のクラブ構成を踏まえるとどのようなシャ
フトが候補に挙がりますか？
現在純正仕様のJGRHY3Uを使用していますが、トップで球があがらない、左に曲がる
フックボールがコースで連発し安心して振れません。
現在のXP95のシャフトの調子（先中調子）や重量等、今春リシャフトしたウッ
ド、アイアンとのつながりが悪いのではと思い相談させて頂きました。
過去の回答例も参考にしましたが、アイアンとのつながりを考えるのであればモー
ダス105Sなどへのリシャフトが良いのでしょうか。
スチールに限定せず、他にも候補などアドバイス頂けますと幸いです。
お忙しいところ恐縮ですが、ご教示いただけます様お願い申し上げます。
【参考】
男性、年齢32歳、身長182センチ、体重90キロ。
ゴルフ歴6年、HDCP16.5、ヘッドスピード43～45（PRGRレッドアイ計測）
競技ゴルフへの参加など、ゴルフのレベルアップを目指しています。
【現在のクラブ構成】
番手、モデル、シャフト、長さ（インチ）、重量
1W JGR10.5 ツアーAD_TP6S、45.5インチ、313g
5W JGRFW ツアーAD_F75S、42.5インチ、343g
※3U JGRHY ダイナミックゴールドXP95、39.5インチ、370g
5i～PW i200 モーダス120S、38.0インチ、411ｇ（５i実測）
50、58 グライドウェッジ2.0 AWT2.0WEDGE、35.5インチ、464ｇ（50実測）
※以外はグリップもPING社の５LRIB（53ｇ）で統一しております」
【回答】
XP95よりもモーダス105Sの方が左に行きにくくなります。
モーダス105はNS950よりもカット後の重量が2g程度重いだけでほぼ同じ重量のシャフトで、手元の硬さはNS950とほぼ同じ、先端の硬さをNS950より高くしています。
XP95は先端の硬さはNS950とほぼ同じで手元の硬さはNS950よりも低くなっています。
つまりXP95はモーダス105の剛性を全体的に落としつつ少し弾き系にしたタイプになっていて、つかまりが良いです。
番手ずらしをするなどすると剛性が高くなったとしても弾き系の性格がより強まってしまうので目的にあまり合いません。
なのでモーダス105のSを装着することが良いと考えられます。
モーダス120Sとモーダス105Sは剛性分布のカーブはさほど似ていないのですがアイアンに120を使っている場合はユーティリティーに105という組み合わせだとまずまず良い流れになります。
モーダス105Xを軟らかくなる方へ番手ずらしをすると剛性が120Sに似てくるのですが実際に打った時のフィーリングの差が大きく開いてしまいます。
なので105Sが良いと感じます。
何れにしても現状よりもフックは防止できます。
フックしやすい原因がヘッドのライ角にもあるかもしれませんので、リシャフトの時、少しフラット気味に装着してもらうと良いと感じます。
from 元ゴルフ研修生クラフトマンのゴルフ相談ブログ