20160715

ModernSwing21: ダウンスイング時の右肘


Question

ダウンスイングで右ひじを体にくっつけた方がいい
というのは何故ですか??


Answer

右肘はダウンスイングでは体の中を通ります。
体重移動して体がどくので、肘は体にはぶつからないのですが
体があった位置を通ってお臍があった場所まで下ろす、という打法が
今までの主流です。

あるいは、右肘は右腰あたりで止まり、手だけが下りて来るフォームもあり
いずれにせよ、体にくっつけるようにしておろしてきます。

これはなぜかというと、一つにはヘッドの軌道にあります。
右肘が体から離れ、右脇が空いてフライングエルボーになったまま下りて来ると
右手首の角度からすると、アウトイン軌道になりというのがそれです。

また、体から離れ過ぎることで軌道がズレやすいこともあり、また
ダウンスイングはヘッドを引き寄せて半径を小さくしなければなりません。

ヘッドを引き寄せ、手を縦に落とすことによってヘッドが最短で球に向かいます。
これがHSをあげる一つの要因でもあり、リリース速度を上げる方法でもあるのです。

また、右手のスナップでパワーを出すことも同じように右肘を近づけて行い
最下点を左に移動するための動きも、右肘をお臍のあった位置まで落としてから
スナップ効果でムチのようにしならせて落とすなど、多くのメリットを含んでいます。

オヤジスイングでは右脇を空けて、右ひじを高くしてクラブを落とす
落とし押しで打っている人がいますが、これも一つの方法です。
引き落としから押し込みに移る一連の打法とはちがい、
肘が中に入らない人や体を弓にできず、棒立ちで手打ちをする人にとっては
この落とし押しは貴重なパワー源になります。

格好はともかく、これで飛距離を稼いでいる高齢者には
いまさら脇を締めろと言っても無駄かも知れません。

逆説キャッチで集客しているティーチング・プロがいるかも知れませんが、
正論は脇を体に近づけるフォームです。








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