先日の19~21日の3連休はすべて休日出勤。
そこで仕事帰りに練習する気満々だったが、意外に疲れた上に左ひざが痛くなって、
19日に仕事帰りに無理やり練習するも、体調不良で出来は全然ダメだったので、その後は練習はせず。
そこで疲れと痛みが収まった昨夜に仕事帰りにゴルフ練習へ。
というのも、今週の25日(土)は去年9月16日以来の半年強ぶりのラウンドなんで、
2月より練習開始しギアも色々買って、そろそろドライバーも打っておかないといけないので練習130球。
で、内容はまずまずでした。心配は新パターですな。
え~次のゴルフ本の書評は、
川淵キャプテンにゴルフを習う―ゴルフも「仕事」も上達するレッスン50 単行本
野地秩嘉 (著)
プレジデント社刊 2015年11月
<内容>
78歳で230ヤード!エージシュートも達成。サッカーやバスケより得意な!?ビジネスゴルフの鉄則を学ぶ。
阿川佐和子 推薦!
「川淵さんの教えは技だけじゃない。キャプテンは、ダメなプレーヤーを必ず笑顔にしてくれる ゴルフの仏様である」
読めばすぐにまねができる川淵メソッド
・2本柱はアプローチとトラブルからの脱出 ・ゴルフは他人に教えると上手になる
・ミスをふせぐ心構えとは ・ラウンド中に知っておくといいこと
・うまくなる人、ならない人 ・「ナイスショット」とは言わない、ほか
川淵メソッドの最大の特徴は、読んだだけでスコアが5つはアップすること。
本書にある川淵さんの言葉は福音だ。耳を傾けてもらいたい。 著者より
<目次>
1章 川淵メソッドとは何か/ 2章 川淵さんのゴルフ歴/ 3章 技術を考える1/ 4章 技術を考える2/ 5章 ラウンド中に知っておくといいこと/ 6章 メンタル編/ 7章 ルールとマナーについて/ 8章 川淵さんの営業マン時代/ 9章 ビジネスゴルフの真髄/ 10章 ゴルフと仲間たち
<著者略歴/野地秩嘉>
「1957年東京都生まれ。早稲田大学商学部卒業後、出版社勤務を経てノンフィクション作家に。人物ルポルタージュをはじめ、食や美術、海外文化などの分野で活躍中。『TOKYOオリンピック物語』でミズノスポーツライター賞優秀賞受賞」
この本は日刊ゲンダイの毎週火曜日に連載していた「相手のスコアをアップさせ、自分も上手になる方法」をまとめたもので、川淵さんの話を著者野地さんが感想を交えて文章を書いた本です。日刊ゲンダイデジタルでも読めます。(会員限定ですが)
また出版社のプレジデント社のサイト「川淵キャプテンにゴルフを習う」でも読めますので、興味があればどうぞ。
川淵三郎さんはJリーグの初代チェアマンだったことは有名ですが、改めてその略歴を振り返ってみると、1936年大阪府高石市生まれ。現在79歳。元サッカー日本代表のフォワードで、1964年の東京オリンピックに出場しアルゼンチン戦では1ゴールを記録。日本の勝利にも貢献している。現役を引退してからは古河電気工業の営業マンとして働き、51歳のとき、子会社へ出向になった。
「これ以上、出世することはない」と自覚してから、彼は日本サッカー協会の仕事にエネルギーを注ぎ込む。そして、1993年、日本初のプロサッカーリーグ、Jリーグを創設し、初代チェアマンに就任。会長を経て、いまは同協会の最高顧問(キャプテン)をしている。加えて、先ごろ、対立していたふたつの組織をまとめ上げたことで、日本バスケットボール協会の会長にも就いた。2013年からは首都大学東京の理事長も務めている。とのこと。
そして意外にも、川淵さんはあの名門名古屋和合の元シングル(ベストスコア70)であり、
2013年千葉ヌーヴェルゴルフで75のエージシュート達成した達人です。
←エージシュートのスコア
川淵さんは古河電工時代は営業だったので、接待ゴルフで一流コースをまわることも多く、また営業部長時代和合で毎週ゴルフしてシングルになったので上手いわけです。
特に飛距離は78歳でも230ヤードと飛ばし屋です。
まぁサッカー日本代表だったので下半身の強さは当然のことながら、サッカー選手は飛ばしに必要な腹筋と背筋を鍛えているた飛ぶそうです。
しかし、この本によると、川淵メソッドの特徴はトラブルからの脱出とアプローチです。
たぶん飛ばし論はもう読者の中高年には無理なので、今からでも上達できるスキルと考え方を紹介してます。
元サラリーマンの接待ゴルフの達人として、「ナイスショット」は言わないほうが良い。
接待ゴルフではショットより、パットやアプローチが寄ったのをほめるほうが良いとのコツとか、
ゴルフは他人に教えると上手くなる。教えることは学ぶなり。指導法はホメ殺し。(笑)
うまくなる人は人の話をよく聞く。向上心がある。
下手は人は人の話を聞かない頑固者とか、川淵流ゴルフの考え方を教えてくれます。
そしてサッカー選手では小野伸二は飛んで上手いらしいし、釜本はとても飛ぶらしいとの情報も。
ただこの本には書いてないけど、あの中田英寿は意外にも上手くなるのに時間がかかってますが。(笑)
ただ新聞連載だったので仕方ないかもしれないが、このエピソードや話をライターがまとめて書くスタイルは、中部銀次郎氏と三好徹・杉山通敬・三田村昌鳳・本條強諸氏たちの本を読んできたワシとしては少し軽いね。踏み込みが弱い本ですわ。
ただ、それもこの本のターゲットがアベレージの中高年ゆえに仕方ないか?(笑)
まぁ、これは団塊の世代を中心とするシニア層をターゲットとした、アンチエイジングのゴルフ本でしたな。
え~ワシのこのゴルフ本の評価は★★★です。(満点は★五つ)
from ゴルフも人生も no plan (;´Д`)