20151116

たかがゴルフされどゴルフ: イ・ボミの日本への思い

国内女子ゴルフツアーの今季賞金女王に輝いたイ・ボミ(韓国)が、左右の 靴ひもの色が違うシューズをはくことがあるのをご存知だろうか。 自身初の賞金女王、史上初の年間賞金2億円超えを成し遂げた 「伊藤園レディス」の2日目も、そうだった。 銀色のシューズの右足には青色、左足には赤色のシューレース(靴ひも)が 結んである。よく見ると、靴の側面には日本と韓国の国旗が並んでいる。 「韓国と日本、わたしはどちらも大好き。2つの国で戦うプロゴルファーだから」 という、イの思いが込められている。 2011年に日本ツアーに乗り込んだ。当時はほぼ無名の外国人選手の1人に 過ぎなかった。 日本語もままならず、状況は完全なアウェーだったが「日本のファンにして みれば外国人選手なのに、韓国から来たわたしにもギャラリーの方が 日本人選手と同じように応援してくれた。ビックリしたけど、うれしかった」と、 当時の記憶は鮮明だ。 その実力、気さくな人柄、愛くるしいルックスにゴルフファンの注目度は 高まった。今では、引き連れるギャラリー、サインを求める列は日本人選手を 大きくしのぐほどだ。 ツアー会場ではいつでも「ボミちゃん!」という声援が飛び交う。 from たかがゴルフされどゴルフ