【質問】
「倉木様
先日、ウェッジのシャフトについてアドバイスいただきました。
ありがとうございます。
アイアンからの流れをも考慮し、AW、SWをミズノMP-T5、
シャフトは先生推奨の通り、スピナーを選択しました。
フルショット向きが+なのでAWに。SWにはノーマルとします。
その上でロフトについて教えてください。
これまでは、
9#43°→PW47°→AW52°→SW56°という流れでしたが、今回は
9#41°→PW46°となるので、5°間隔でAW51°→SW57°とカスタム
しようと思います(1°までの調整は無料なので・・・)その際、
組合せ①50°→56°を1度ねかせるべきか、
組合せ②52°→58°を1度立てるべきか、悩んでいます。
ソールやFP値の違いでどのような特徴になるのでしょうか?
また、判断基準などありましたら是非教えてください。
お忙しいところ何度も恐縮です。
以下、MP-T5のスペック表より
-----------------------------------
ロフト/ソール/FP
50°/ 7.0/3.8
52°/ 9.0/4.6
56°/10.0/5.0
58°/12.0/5.8
ちなみにライ角は63、長さは35.25で共通です
-----------------------------------」
【回答】
1にするか2にするか以前に、まず、そもそものロフト設定を良く考えると良いです。
5度間隔にする理由は何なのか、ということです。
数値をそろえたいだけなら辞めたほうが良いです。
今までどおり52度、56度で良いです。
ウェッジはフルショットの距離ピッチよりもアプローチショットが大事です。
アイアンのロフト間隔が変わったからウェッジまでロフト角の間隔をそろえるメリットはあまりありません。
今まで52度ではロフトが寝すぎてアプローチに不満を感じていたなら51度にすると良いです。
今まで56度ではロフトが立っていてアプローチに不満を感じていたなら57度にすると良いです。
単に数値揃えをしたいだけであれば辞めたほうが良いです。
ウェッジはアプローチショットをメインに考えたほうが良いです。
AWに関しては、場合によってはフルショットの距離を考慮してロフトを変えても良いですが、あまりメリットにならないと考えています。
でも、一度、やってみるのも良いと思います。
ネックを曲げて後から調整で戻すことが可能だからです。
ロフトを寝かせると寝かせた角度だけバンス角が増えFP値が増えます。
つまり、グースが弱くなります。
また、実質的な重心が低くなります。
立てる場合は逆です。
ウェッジは寝かす方はそんなに難しくなりませんが、立てる方は難しく感じることが多くなりますから、注意してください。
個人的にはロフトを寝かす方向で調整したほうが良い結果になりやすいと感じています。
from 元ゴルフ研修生クラフトマンのゴルフ相談ブログ