おはようございます、倉木です。
今日の毎日ワンポイントアドバイスは
「ゴルフシャフトのトルクの役割とは何か」
です。
■ゴルフシャフトのトルクの役割とは
シャフトのトルクは、スイングのトップ付近とダウンスイングの開始、つまり、切り返し付近で効果を発揮します。
ゴルフクラブはゲートボールのスティックのようにシャフトの軸線上にヘッドの重心がありません。
そのため、切り返しでは、シャフトはクラブヘッドの重心位置の影響で、
・ねじれつつ
・クラブヘッドが遅れる形にしなりはじめる
という動きをします。
この時、効果を発揮する数値が「シャフトのトルク」です。
シャフトのトルクがあることで切り返し時の不快なヘッドの動きを、シャフトがねじれることで吸収し、スムースにスイングさせてくれます。
もし、トルクが0.1度と言った具合に極端に低いシャフトだとすると、切り返しで、クラブヘッドが遠心力で重心方向に振れる力をダイレクトにグリップに伝えてしまい、スイング軌道がズレてしまい、スムースな切り返しができません。
例えるなら、ハンドルの遊びが全くないレーシングカーで、わだちの多い、荒れた道路を走行するようなものです。
ハンドルが取られてまともに走行できません。
これと同じようなものです。
適度なハンドルの遊び、柔らかくしなやかに動くサスペンション、バネ、ショックアブソーバー。
それがシャフトトルクです。
シャフトトルクは、スイングのスムーズな切り返しを実現するためにあります。
・シャフトのねじれが大きいから方向性が悪くなる
・シャフトのねじれが大きいからねじれパワーで飛ばせる
と言ったものではありません。
トルクが大きいから方向性が低い、ということはありません。
ほぼ無関係であることは、メーカーの徹底的なマシンテストで実証されています。
※追伸
より具体的なシャフトの選び方を理解して、自分に最適なシャフトを選択する方法は、私が執筆した「驚異のゴルフ上達法」教材で説明していますので、ぜひ、参考にして下さい。
・驚異のゴルフ上達法
→ http://1golf-jyoutatu.com/
from 元ゴルフ研修生クラフトマンのゴルフ相談ブログ