今 週のトーナメントは、アメリカ男子がバルスパーチャンピオンシップ、女子はなし、日本の女子がヨコハマタイヤＰＲＧＲカップです。
アメリカ男子の試合には、石川選手が出場します。初日の組み合わせは、ジェイソン・コクラックとジェイソン・ボーンです。石川選手の現在のフェデックスカップランクは111位、ボーンは51位、コクラックは86位です。
パワーランキングは、一位がルーク・ドナルド、二位がスネデカー、三位がフューリック、四位がスピース、五位、アダム、六位、ブー・ウィークリー、七位ステンソン、八位マッケンジー、九位、ケビンナ、十位ウェストウッド・・・となっていて、ローズやクーチャー、ポールターがベストテンにいないのは、ちょっと不思議な気がします。優勝者の世界ランクポイントは52ポイントなので、先週よりもかなり強いフィールドの試合、ということになります。
今週のアメリカ男子のウェブコムツアーは、ブラジルチャンピオンシップbyHSBCですが、賞金総額が85万ドル、優勝賞金も15万3千ドルということで、賞金総額約1億円、優勝賞金約1800万円なので、日本男子の平均的な試合に近い賞金額になっています。他のウェブコムの試合は、賞金総額が650000ドルくらいが平均かな？といったイメージですが、ツアーの最後には100万ドルの試合が4試合あります。そして、全部で24試合です。従って、試合数や賞金総額という意味でも日本の男子ツアーにかなり近いレベルになっています。しかし、おそらく選手のレベルは日本よりも上でしょう。ウェブコムの上位50人くらいの選手が日本のツアーに参加したら、日本人のシード選手は10人くらいになっちゃうかもしれません。
昔は、ウェブコムツアーと言えば、移動も宿泊もキャンピングカーで節約してツアーを回る、みたいなイメージがありましたが、これくらいだとシード選手は立派に食っていけそうです。
日本ツアーの去年の賞金王は1億3700万円でした、そして、70位は1250万円でした。ウェブコムはというと、一位が6300万円くらいで70位が1100万円くらいでした。しかし、今年のウェブコムはもっと増額しているようですから、これよりも増えるでしょう。
私は、できればウェブコムの選手を、10人くらい日本のツアーに参加させるプロモーターのようなことができれば面白いな〜、なんて思っていましたが、こうなると、日本で戦う意味が賞金額的にもほとんどなく、頑張ってもＰＧＡに行けるわけでもないので、そういう可能性は消えてきたな〜と残念です、こうなると、やはり日本のツアーは、アメリカツアーの下部ツアー化するか、アジアとの連携を強めて、アメリカ、ヨーロッパに次ぐツアーに成長するかのどちらかしかないように感じますが、日本のツアーは、きっと妙なプライドだけはあるので、そういう方向性は考えないでしょう。先日、サッカー評論家のセルジオ越後さんは、日本のサッカーを変えるには、監督じゃなく協会の体制から変えなければ不可能だと言ってましたが、ゴルフツアーも似ているかもしれないと思いつつ、今日もタイガーのスイングを見てみましょう・・・
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