ニトリレディスを終えて、色々と感じたことがありました。
ニトリレディスは、昨年の女子プロ選手権開催コースに場所を移して行われました。
今回の試合と昨年選手権の比較です。共に54ホール実施されています。
今年のニトリ 昨年の選手権
総距離 6522ヤード 6682ヤード
予選カットライン 7オーバー 5オーバー
優勝スコア 8アンダー 11アンダー
アンダーパー選手数 5人 13人
試合前に距離も長くなっているので、今年は昨年よりもイージー設定となりバーディ合戦が繰り返されるのではないか・・・・と書きましたが、この予想は見事に裏切られました。
距離は長くなったものの、グリーンが硬くてボールが止まらないために、奥にこぼしてしまったり、逆に安全に手前を狙いすぎたりして、結果的に慣れない洋芝のラフでアプローチショットをしなければならない状況となりました。
洋芝からのショットに慣れていないという面も確かにあるのですが、同じく洋芝で実施されたmeijiカップはアンダーパー31人で2桁アンダー決着という普通のバーディ合戦でしたから、洋芝が選手を苦しめたということよりも、ラフの深さとグリーンの硬さが選手にとって厳しかったのだと思います。ただ、今回は主催者の想定以上に難しく仕上がってしまったのかもしれません。
最近、バーディ合戦のイージー設定に慣れてしまっている選手にとっては、こういう試合で目が覚めるかも知れません。年間37試合を多彩なコース設定に仕上げることで、色々な試合に対応できる力を育成すると思います。
さて、せっかくプロの技術を競う試合になったのですが、残念ながら定員割れをしています。
120人の出場枠に対して118人出場となりました。
今年から賞金総額が下げられたことにより最初から欠場を決めていた選手も居ましたが、本来であればQT順位が下りていくので、欠員にはなりにくいものです。北海道という地理的なものもありましたが、最も影響が大きかったのはステップアップが同時開催されていたことです。
事前にステップアップを選択してしまった選手が多く居たことは事実です。ステップアップのウェイティングもしていないほどのQT順位下位選手が北海道で出場待ちするのは相当な覚悟がいることです。
今年は、レギュラーツアーの無い週に開催されたステップアップツアーに、レギュラーツアー全試合に出場可能な選手が出場したという問題がありました。ステップアップツアーについては出場資格の問題や開催時期について、もう少し検討の余地があるのではないでしょうか。
そして、この試合、午前と午後に分けての4日間大会と同様のスタート形式をとりました。公平にするために2日目のペアリングは初日と同じで午前午後を入れ替えました。
しかし、2日目はテレビ中継も予定されていました。今回の2日目の中継を見ていて感じたのは、主催者が組んだペアリングの意図がテレビ中継に活かされなかったことです。
つまり、主催者は人気選手を2日目のテレビ中継に集めるように配慮したものの、テレビ局は通常の土曜日と同じく優勝争いを意識した中継にしたことです。勿論、多少の配慮はありましたが・・・。
申ジエさん、笠さん、イボミさん、原ちゃんといった上位中心に、人気選手を多少混ぜた中継でした。上田さんにはこだわっていましたが、前週の優勝者だからでしょう。
これが4日間大会の2日目であれば、もう少し人気選手に比重を置いた中継ができた筈です。通常の試合であれば、上位選手中心に放送せざるを得ないのですが、今回のケースだとテレビ局も悩ましいでしょう。人気のさくらちゃんや森田さんを放送したくても、それに対する批判も出てくるでしょうから・・・。
こうしてみると主催者の拘り部分である、120人出場枠、メジャー同様のペアリング、ともに空回りとなってしまったように感じます。来年は修正されるかも知れませんが、出場機会の少ない選手にとって120人枠の試合が減ることは厳しいですから、何とか知恵を絞って頂きたいものです。
from VIVAさくら&琴乃VIVA女子ゴルファー