さくらちゃんのニトリ終了時のスタッツは以下の通り変化しています。
ニトリ終了後 NEC軽井沢終了後
平均ストローク 71.4889(9) ← 71.2857(9)
パーオン率 68.2716(15) ← 69.4444(13)
平均パット数 1.8007(22) ← 1.7958(20)
パーセーブ率 87.1605(5) ← 87.4339(5)
平均バーディ数 2.9333(28) ← 3.0238(23)
リカバリー率 66.1479(15) ← 66.2338(17)
ニトリレディスは難しい設定でしたので、出場選手の大部分はスタッツを落としています。さくらちゃんも全ての部門において落としていますが、順位も落としている部門が目立ちます。
特に、さくらちゃんの生命線であるパーオン率だけでなく平均パット数も悪いためバーディを獲れない状態です。
ニトリでのパーオン率は今シーズン最低の51.85%、つまり54ホール中28ホールしかパーオンしていません。これは肩の痛みから来るショットの不調でしょう。
さくらちゃんはニトリで5バーディ、7ボギー、1ダブルボギー、1トリプルボギーという内容でした。28ホールパーオンして5バーディですから、バーディチャンスを活かしたのは17.8%にすぎません。優勝する時はこの比率は30%超えするものですから、パットの状態さえ良ければバーディ5個は上乗せできた筈です。
パーオンできなかった26ホールでパーをセーブできなかったのは9ホールでした。リカバリー率は65.4%ですが、難しい設定のコースとしてはまずまずでしょう。ただ、ボギーで抑えていればよかったのですが・・・。
同順位だった佐伯さんも全さんも似たようなスコアを並べています。
さくらちゃんの状態はショットの不調をパットで挽回するどころか、パットも不調ということでしょう。今回も優勝スコアからは離されてしまいましたが、パットが並みの状態であれば10位台には届いていたと思います。
ショットが思うように打てないのであれば、せめてパットでスコアを作っていければ良いのですが・・・。
ツアーは24試合を終えて、日本人選手の10勝、外国人選手の14勝です。
日本人選手のうち、@勝さんはまだ高校生ですし、一ノ瀬さんは故障により休場です。成田さんが3勝しているだけで、渡邉さんと酒井さんは初勝利を挙げた段階です。上田さんの優勝も「線」でなく「点」での優勝でしたし、森田さんも1勝していますが昨シーズンから後退しています。
マスコミは、さくらちゃんの故障、藍ちゃんの不調続き、アマ選手のトップテン入り等もあって世代交代を印象付けたいようですが、先日の記事にも書いたように、実績を残しているのは成田さん1人だけというのが現実です。仮に、彼女が来年以降もこのような活躍を続けたとしても、それは単独のものであり、世代交代を成し遂げたことにはなりません。これまで活躍してきた世代が第一線から後退しつつあるというだけです。
まるで2009年のさくらちゃん、智恵ちゃん、諸見里さんの戦いのように、強力な韓国人御三家がしっかりと稼いでいます。その時に全さんも活躍しましたが、それが今年の成田さんだと考えると、2009年の外国人バージョンが今年繰り広げられているようです。
世代交代と言うには、上の世代を追い越す勢いがないといけませんが、平均ストロークを見ても、結局、ここに名前が挙がった成田さん、森田さん、渡邉さん、酒井さんの4人しかトップ20に入っていません。
たまたま優勝したから活躍しているように思われますが、今年優勝していない原ちゃん、笠さん、さくらちゃん、藤田さん、大山さん、穴井さん、馬場さんに先日優勝した上田さんと、トップ20には旧世代の選手が8人も入っています。
この数字が入れ替わった時に「世代交代」と言えるのではないでしょうか。
さくらちゃんがこのような状態であるとはいっても、比嘉さんもアメリカツアーに参戦するようなので、当分の間、国内ツアーの日本人選手の世代交代は見られないかも知れません。
from VIVAさくら&琴乃VIVA女子ゴルファー