20191208
◆絶滅危惧種のゴルフクラブ創ります: よこしまな動き
使っていない時、置いてあるときの
ゴルフクラブの重さ(総重量)は パターを除き、
一番重いモノは サンドウエッヂで
市販のスチール装着の重めのもので 470g
市販の軽量スチール装着モデルで 440g
弊社の『軟鉄鍛造HBS-16』で 490g です。
この重さには 長さがあり、
スイング中、動作中に打ち手に掛かる重さとしては
数キロから十数キロになります。
特にゴルフクラブの場合、前述重さの半分以上が
先端に付いていますから どう使うかによって
当然 体の動き方や姿勢も変わってきます。
スイングをこのように
骨盤から上の胴体を回し、クラブを動かしていれば
動かしている総体 は かなりの重さ…
成人男性の場合、30キロとか40㌔になるでしょうから、
そのうちのゴルフクラブはさほどではありません。
ところが 多くの人はこのような動きを
肩や肩甲骨でやってしまいますから
動かしている総体に対し、クラブの比率は高くなります。
股関節を境目に胴体を動かしていれば
お尻や太もも、背中などの大きな筋肉が主体で
動いていますから、動かしたことによって発生する
『不可抗力』にも十分対抗出来ます。
ところが 肩や肩甲骨を 胴体に対し捻るような動き は
背中や首周りの小さめの筋肉ですし、
そこの筋肉はひねるためが主の役割ではありませんので
その運動中に発生する「不可抗力」にあまり強くありません。
その影響によって ↑こんな↑変な動きになってしまいます。
今は使わないかも知れませんが、ちょっと前は
「ぎったんばっこん」なスイングと呼ばれていました。
10数年前ではこんなスイングをするプロはいませんでしたね。
ゴルフのスイングは しつこいですが、
傾きはあっても 自分の胴体に対し
横に横に動くのが基本動作です。
自分の動作方向はいつも胸に横、
胸に平行なよこしまなスイングなのです。
ですので クラブをこの横ではなく、
縦に使おうとすると、
体からクラブが離れる だけでなく
その『不可抗力』によって、必ず 自分の横 が
前傾姿勢通りの方向でなくなってしまいます。
それほど クラブの動かした時の重さはおおきい のです。
まあ 弊社ではそれを「刷毛塗」という表現で表します。
クラブは自分の胸に対し、横に横に、平行に
体から離さないで、同じ距離で動かす 感じです。
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