20190724

鹿又芳典ゴルフブログ: ドライバーの長さとバランス

今月はとにかく出張が多かったのですがやっと落ち着いた感じになってきました。そんな中で色々と取材をしていると面白い傾向が見えてきたので少し書かせていただきます。


長さに対するアプローチをして話題になったフジクラさんのSLKをみてもわかるように「短くしたい」という願望はとても多いという事です。じゃあ短くしたら飛ばなくなるのと言うと何と比較するかによっても違ってくるので簡単に説明できないので一つの例を挙げさせていただきます。あるメーカーさんの一般に販売しているスペックは45.75なんです。でもツアーで使っている選手の多くは45インチ この理由を聞いてみると、クラブが長くなるとどうしても軌道がアッパーになりやすく度を越えてしまうと曲がりの原因になっていく。そこで飛距離と振りやすさのバランスが取れるところが45インチになってきたという事でした。 以前ここでも書きましたが僕自身が0.5インチ刻みでテストした時にバランスが良かったのが、やはりこの長さだったので「やっぱりね」と頭の中で


その反面で、あるメーカーさんでは通常で販売している長さと同じか0.25長く提供して結果を出しているクラブもあります。ただ一つ違うところがバランスで一般的な数字より軽くCバランスで使って飛距離アップを図ったりして言います

代表的な例ですが以前にも書いたとうりヘッドスピードに対してアプローチをしていくのか、それともミート率に対してアプローチをしていくのかの違いです。どちらも望む結果は「飛んで曲がらない」という事ですが道筋は正反対なので皆さんもここをハッキリした上でクラブ選びやスペック変更をして欲しいと思います。 短くする時の注意点はヘッド重量とシャフトの硬さなので今までの感覚と近いのですが長くしていく時は選択肢が増えました その選択肢の大きな分岐点がシャフトにどうやって負荷をかけるかと言う部分だと思います。硬いシャフトに大きな負荷をかけられるようにするのか?? それとも静かに切り返してシャフト自体が自然に撓るようにするのか?? それによって選ぶシャフトやスペックが変わってきます。こうなっていくとシャフトの重要性はさらに高くなっていくので、そんな部分を面白いと感じるか難しいと感じるかによって興味も変化してしまいますよね。僕は間違えなく面白いと思っているので色々と妄想を膨らませながらテストしていきたいと思います
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