20190604

◆絶滅危惧種のゴルフクラブ創ります: ゴルフクラブの取扱説明書 ①



ゴルフクラブには取扱説明書が付いていません。
各々の人がそれぞれのイメージや思い込み、想像、推察
などによって 好きに使っています。

それ自体は問題ないと思います。

自分が楽しむのに、自分のやり方で
試行錯誤しながら トライ&エラーをして掴んでいく
それもゴルフの楽しみの一つです。

とりあえず デザインって言っては少々オーバーですが、
ゴルフクラブを造る、設計する、組み立てる立場からの
取扱説明書です。




①ゴルフクラブの『基礎中の基礎』の扱い方


正直に言えば、本音を言えば、
この部分が出来れば スイング、いえ ショットは ほぼ終わり です。

そして 同時に言葉で説明するのが最も難しいトコロ です。


ボールを当てる、打つ、飛ばす という行為を
ゴルフクラブで行うのに
①ヘッドでボールを打つか
②極端ですが グリップでボールを打つか
の二つに別れます。

①は普通に理解できると思いますが、
②は?????? ですよね。

別な表現で言うと
〇ヘッドは振らない
〇シャフトは振らない
〇グリップの移動以下でしかヘッドは動かさない
です。

クラブは シャフトによって ヘッドとグリップはつながっています。
それが シャフトの一番の役目、
シャフトの機能そのもの とも言えます。

確かに ヘッドの重さをグリップ~打ち手 に伝える
というのは 役割としてありますが、
ヘッドを動かしてボールを打つ限り、それを体験、実感することは不可能です。

腕で振ろうが、からだの回転で振ろうが、
ショットは グリップを動かさなくてはボールを打てません。
グリップだけ 腕か、からだの回転で動かせば良いのです。

ただ それだけ です。

ヘッドはまるっきり そこに放っておけば良いのです。

からだの回転 という横運動⇒円運動 で
グリップを動かせば、シャフトによってつながったヘッドは
グリップの移動に伴い、落ちながら引かれていきます。
円運動ですから ヘッドは自分に巻きつくような・・・
当然、自分に近づこうとします。

👉その自然に下がろうとする
👉その自然に巻き付こうとする
  (自分に近づこうとする)
それを グリップの移動方向、移動場所、
つまり グリップを移動させるための
  からだの回転の仕方 によって
ロフトの立ち⇒フェースの下向き に
変えれば良い だけです。


そうしようとして、初めて ヘッドの重さによって
グリップが動かされる シャフトの第二の役割が出てきます。


ヘッドを動かそうとして、ヘッドで円を描こうとする限り
ヘッドの円に対しての 外、斜め下方に掛かる遠心力としてしか
重さは発生せず、それはシャフトの硬さとか性質とはまったく関係なく
振った速さ、振った大きさ、ヘッドの重さ の掛け算になるだけ。
しかも その遠心力は 造れば造る程 動作を滞らせます。
単なる負荷になるだけです

ヘッドでボールは打つんですが、
ヘッドを動かそうとして打とうとする限り
シャフトの性能や硬さ、銘柄や特性の違いは全く発揮されず
単なるその長さの棒 でしかないのです。


まあ 書いていても困るのですが、
ヘッドでボールを打つんですが、
ヘッドを動かさずどう打つんだよ?!
ってコトに陥るんだと思います。


最終的には腕の補助も必要でありますが、
ショットは基本、からだの回転でグリップだけを動かせば良いのです。
トップのその場所にヘッドは止めて置く!訳ではないですが、
グリップの動いた為り、移動した為り、
 の移動量、移動速度、移動方向にしか ヘッドは移動しません。

低い位置にある、地面にあるボールを打つには
グリップエンドが下がっている過程、
一番低い所に近い場所、一番ボールに近づいた場所
そこがインパクトです。
 そこが来てから打つ! のではなく
 それそのものが インパクト です。

ですので 結果的に ボールと正対した
グリップが一番低くなる付近、ボールと一番近づいた付近
が インパクトになるに過ぎません。

そこから、その時間から ボールを打とうするのは
すべて 振り遅れ、
本来のインパクトタイミングを逸しています。
それでは からだは開きますし、ロフトも付きます。
ヘッドも上がり過程になります。
 それもこれも 意味不明かも知れませんが
 ヘッドを動かして、ヘッドでボールを打とうとするから なのです。


今日のテーマはちょっとしつこく書きます。
ここが 本当の肝心要だから です。
と 同時に これが実現可能、実現している人は理解できますが、
意味不明な人にとっては 全く意味不明なテーマ でもあります。
from ◆絶滅危惧種のゴルフクラブ創ります