20181207
◆絶滅危惧種のゴルフクラブ創ります: 『ヘッドを振れ』がゴルフを苦しめます
初めてご来店になられるお客様の多くが
当ブログを読んだり…YOUTUBEで動画を見られたり…
予習をされて来られるので ゴルフ人冥利に尽きますが
『グリップを動かせ、ヘッドは捨て置け』
この部分に関しては なかなかイメージがし難いようです。
この部分が スイングの骨格になる部分ですので
ヘッドを振るゴルフスイング と
ヘッドを捨て置くゴルフスイング では
似ても似つかないモノになり、
双方を混ぜて スイングを作ることは不可能とも言えます。
〇好き嫌いを別として
この二つの判別は 自分のスイング理解度 と比例します。
〇二つのスイングはまるで、全く違うモノですが
それが似たように、もしくは同じに見えるのは
あまり芳しいことではないですね…。
根幹の部分で
ヘッドを振らない、ヘッドを捨て置く スイングでは
✋ボールに届かない
✋ボールに当たらない
✋そして 飛ばない
から 逃れられないのだと思います。
それを文章で説明するのは難解ですが、
一応知識として入れておきましょう。
①ボールに届かない
ので ヘッドを振ってしまうと
上下方向では届いても
ヘッドを振ってしまう分、グリップの移動が滞るので
左右方向では届かなくなってしまいます。
トップするのも ダフリになるのも
ヘッドの最下点が ボールの高さに合っている だけでなく
ボールの左右方向の位置 とも相応していなくては
そのミスから逃れられません。
グリップが移動した分だけ ヘッドが移動する
(出来れば重さ分、運動が加わった分ヘッドは少なく移動する)
ヘッドの方が多く動いた分、グリップの移動は止まります。
シャフトの角角度運動が起こった時点で
グリップの移動は滞る、止まるといってもよく
それは 同時にからだの回転も止めることになるのです。
②ボールに当たらない
ボールに届かない と同じこと なのですが、
最終局面、インパクト付近、ダウンスイング後半で
ヘッドがボールに届く、もしくは当たる というのは
からだの回転の仕事!です。
本来は そこは体が回るから 円弧 になるので
そこを 手さばきで作るとしたら 体はどうしたらよいのでしょう?
止まって待っているのでしょうか?
先に体を回して 気分だけ体を止めて
結局 手で振る、手で円弧を作る手順が『アリ』ならば
その逆の順序も『アリ』なのではありませんか?
その方が 一定の円弧、一定の入射、一定のヘッド姿勢
になるとは思いませんか?
その延長線上に
左上腕をクラブの重さで先に動かすと
重さが左足の方に掛かり、それによって右向きが解け始め
結果 シンクロしていくようにしていく方が
スイングはシンプルになるのではないでしょうか?
③飛ばない
アマチュアの最大の悩みだったりします。
でも グリップが動いた分、ヘッドが動く
シャフトの角角度運動は
非常にリニアに ロフトを増やす動き です。
同時に入射角度も緩く、
場合によっては煽り、しゃくりを生みます。
ヘッドの方をたくさん動かす動き、シャフトの角角度運動は
打ち手の気持ちだけ 速く振っているように感じるだけで
実際にはグリップの移動が滞るので 速度は上がりません。
そして それは やればやるほどロフトが増える のですから
何のために 速く振ろうとしているのか意味消失してしまいます。
ヘッドスピード絶対教の人たちのお題目に過ぎません。
✊7番アイアンをもって 1~2メートル打つ(転がす)だけでいいです。
ヘッドをゆるゆるに握っておく と言う意味ではありませんが、
グリップだけを動かし ヘッドは捨て置き
(シャフトでつながっている分 ヘッドは動きます)
グリップの移動速度でボールを転がしてください。
遅く 遅く 可能な限りゆっくりで構いません。
1㎜たりとも グリップの移動量よりもヘッドは移動させてはイケマセン
1㎜たりとも グリップの移動速度よりもヘッドは移動させてはイケマセン
ヘッドとボールを接触させたかったら、うまく接触出来なかったら、
グリップの移動方法や移動方向、目標方向を考えてみましょう。ヘッドでは無く。
体でも良いですし、腕さばきでも良いです。
兎も角 速度も ボールとの接触も すべて グリップで行ってください。
これがパッティングであり、アプローチであり、ショットの原点です。
from ◆絶滅危惧種のゴルフクラブ創ります