20181225

◆絶滅危惧種のゴルフクラブ創ります: ゴルフスイングを直したい、良くしたい②



スイングをよくする →正しくする

ことは 飛距離も伸ばし、方向安定性も生む
のは分かっているとは思いますが

全員に聞いてみることは不可能だけれど
肌の感覚で言うと
「その動作、その格好、その型が何の意味があるのか?
 何をするためにその格好、その型にするのか?」

というのは 殆ど考えていない と思うのです。

暗黙の了解的に
 そうすると 上手くいく、そうすると 上手く打てる…だろう
程度なのだと思います。
mittan_Moment


しかし ゴルフは人間が行い、
殆どの動作には 意志、理由が伴います。
今のスイングの恰好、スイングの『さま』は
グリップにしても、アドレスにしても、
テークバックの上げ方にしても
今までのショットの積み重ねの中で
自分の一番したいコト →インパクトでどうボールをさばくか
の影響をものすごく大きく受けています。
それがすべてと言ってもよいほど。
それが結果 悪い動きだったとしても
 その肝心かなめの 自分のやりたいコト の呪縛から離脱 しない限り
型を真似ても 飾りをつけているに過ぎません。

例えば インパクトを手の返しでさばきたい 限り
必ず ダウンスイングで ライ方向にリリースしますから
その準備として テークバック時 ライ方向にクラブを起こします。
右ひじを張って トップを作る 形を追いかけても
そこに 自分の本当にやりたいコト ライ方向にクラブを上下させる
が根付いている限り シャフトクロスに陥ったりします。
右ひじを外に張り、曲げた分上げる というのは
からだの回転でボールをさばくため 
 の手段であり目的ではないのですが
その肝心な部分(手の返しでボールをさばく)が今まで通りであれば、
余計なアクションが増えたに過ぎません。
IMG_0398 (2)_Moment

 
また、ローテーション、手の返しでボールをさばくには
左グリップが支点になる必要がありますから
左グリップが クラブの重さ、クラブの回転を支えるほど
握っておかなければならず ここは変えられない・・・
変えたら クラブがすっ飛ぶか
ローテーションが出来ません。

ですので グリップを一時的に変えてみても
数球、ほんの2.3球打てば元に戻りますし、
コースで疲労の影響を色濃く受けやすい握力は
どんどん ㊧のグリップを深く握るようになります。

👉それによって 気づかぬ内に ㊧と㊨グリップの差が離れ
アドレスが狂ってくるコト~ボールの置き位置がずれているコトが
 ラウンド後半に出るミスショットの
非常に大きな原因だったりもするのですが…。


ボールをからだの回転で打つメリット
と言うのを信じていない可能性も否めません。
手でローテーションした方が
 クラブを振った実感・充実感も伴いますし
過去の記憶の「飛んだ」とも結びついています。
体を痛め無さそうなのも
安定度も高そうなのも なんとなく想像がついても
飛ばない ・・・ 叩けない ・・・ 打撃の実感がない ・・・
打つ͡コトソノモノを自分で行いたい ・・・
あたりの 非常にベーシックな欲求が満たせない のもあるかもしれません。



はっきり言えば
そこそこゴルフを年数やっている人であれば
正しくクラブを使う というコトに関して
覚えなければいけない、あたらしい技術は何一つありません。
既に その技術・体さばき はもっています。
しかし なにぶん、意志や欲求のある人間が行う ので
その 頭の中 というか、 
 考えや思い込みが それを妨げているにすぎないのです。

スイング動作の意味が見えて、
それを満たしたい という欲求さえ身に付けば
素振りであれば 数球でスイングは変わります。
実際、軽く打つ程度なら 1時間で動作ははっきり変わります。

from ◆絶滅危惧種のゴルフクラブ創ります