【読者様からの質問】
「倉木様
いつも拝見し参考にさせて頂いております。
ウェッジの重量についてご教授下さい。
私の使用ウェッジは52度が445ｇ、58度が475ｇです。
先日父から譲りうけたＳＷを練習で打ってみたら軽いですがソールが
広く、フェースが大きく安心感があり打ちやすかったのです。
ぜクシオ初代フォージドＳＷ 445ｇ
私の52度とほぼ同じ重量です。
そこで市販されているウェッジ用の鉛を30ｇも貼ることは可能なのでしょうか？
それだけ貼るとクラブの性能が狂ってしまうのでしょうか？
シャフトは両方共ＮＳ950Ｓです。
よろしくお願い致します。 」
【倉木真二の回答】
クラブ総重量のみに捉われるとセッティングが悪化します。
クラブ重量とは
・グリップ重量
・シャフト重量
・クラブヘッド重量
の３点で構成されます。
（細かく言うと両面テープ、ソケット、接着剤の重量も含まれます）
そして、クラブ長、パーツの重量の関係によって「重さ感」が変わってきます。
重さ感は
・クラブ総重量
・クラブ全体の慣性モーメント
・スイングバランス
の３点で見ることができます。
クラブ長の差も相対的に見る必要があります。
なので、単純に総重量が３０g軽いからウエイトを３０g追加する、と言うのは安易です。
少なくとも、両方のクラブのグリップ重量、シャフト重量、ヘッド重量、クラブ長、スイングバランス程度（これらは最低限の確認要素です）は把握してから加工する必要があります。
from 元ゴルフ研修生クラフトマンのゴルフ相談ブログ