20180504

◆絶滅危惧種のゴルフクラブ創ります: グリップ(握り)から始めよう



ゴルフクラブを握る時、
初めてゴルフクラブを握る時、
利き手にあたる 右打ちの人の右手、左打ちの人の左手、
これを どのように、何のために、使うのか
 という大前提を頭に入れておいた方が良いでしょう。
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いざスイングになってしまうと
ゴルフスイングには前傾姿勢、
前に傾いた姿勢から動作をスタートするため
右手の方が低い位置、遠いところを握るような『錯覚』
を持ってしまうことが多いですが、
グリップの意味合いも含め
 右手の方が高いところ、ヘッドに近いところ、
 実質、自分に近いところを握っています。

インターロッキング、オーバーラッピング、ベースボール、
インターメッシュ などグリップの様式にはいろいろありますが、
左右の握力の関係や指の長さなど
 どれであっても問題ありません。
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鍵になるのは 左右の(上下に)重なった部分が
しっかりあることで
利き手を使って クラブを握った左手(右) を
上~斜め上から押すことが出来る状態かどうか です。

多くのスイング、多くのグリップでは
左右が離れ気味になり、
左手を支点にして シャフトを押すためのグリップ
遠心力を生み出すためのグリップをしています。

しかし、これでは
✋遠心力を生み出すため スピードを上げる
✊その遠心力に負けないため 強く握る
と スピードを上げる、スピードを抑制する
の相反する二つのコトをしており、
年齢とともに衰えやすい利き手ではない手、
右打ちの人の左手 の握力次第 と言うコトになります。
女性にも多いグリップ、スイングのパターンです。

👹グリップの親指部分が極端に摩耗する人のパターンですね

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ゴルフクラブは正しく使うと
グリップ➟ヘッド方向への遠心力というよりは
ヘッド➟グリップ方向への圧力(重さ)がかかるように
出来ています。
そう使うことによって ヘッドの重さが回転力、
回転速度に利用でき、より楽に動作出来るようになっています。


ゴルフクラブは 長い棒の先に重さのある構造です。
それをそのまま 長さ×速度 として
遠心力に使っては 体力・筋力の無い人にはとても不利…。
本来、道具と言うのは その部分を補うモノです。

グリップから改善からスタートするのは茨の道かも知れませんが、
その左右の上下の離れ というのは
スイングの変化を如実に表します。
自分のスイングが遠心力に依存しないスイングに
変わって来れば、自然と上下はくっついてきますし、
よくあるパターンですが、
ラウンド中、後半になるに従い どんどん上下が離れていく
のはスイングの変化をはっきり表しています。
チェックポイントにも出来ますね。
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上下の離れは 左グリップの握り次第で決まってしまいますが、
そう言う点で見て フックグリップというのは
正しくクラブを利用するという観点では
あまり推奨出来るグリップ方式ではありません。
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左手にハメるグリップには
親指のアールに沿った裁断がありますが、
この裁断の縫い目がどのように見えるか
が一つの目安です。
左の親指が丸見え…なのは論外ですが、
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