20180419

ゴルフも人生も no plan (;´Д`) : 「風の大地」かざま鋭二さんの新ゴルフ漫画である「球追う日日」

最近若干ブログのアクセス数が増えてきたような。
たぶん東北・北海道などの北国の方々が冬眠から覚めてゴルフをやりだしたからか?

え~例年してたGWの休日イベント出勤ですが、今年は出ません。オッサンはもう良いでしょ?
だから休みが多くなるので、現在ゴルフを調整中です。





え~次の3月末発売ホヤホヤの新ゴルフ漫画の存在は、amazon等で知ってはいたのだが、
久しぶりに入った漫画本がいっぱいの喫茶店で偶然見つけて読んでみたので漫画評を書いてみます。

tamaoua 1
「球追う日日 1」
かざま鋭二 (画)、 十升八九 (原作)   双葉社(アクションコミックス)   2018年3月 


<内容>
「当代随一のゴルフ漫画家・かざま鋭二氏がおくるゴルフ人情物語。試合中の打球事故でツアーの世界から去ったプロゴルファー・藤堂冬次と藤堂の打球を受けて車椅子生活になった少女・白川夏海を中心に、名門ゴルフ場に集う“球を追って生きる人々”の人間模様を巨匠が熱筆。プロゴルファーを目指すAV女優やヤクザとの賭けゴルフなど、悲喜交々のストーリーは感動必至!」

<劇画/かざま 鋭二(かざま えいじ)>
「本名:近藤 秀樹、1947年6月10日生で日本の漫画家。東京都日野市出身。佐藤まさあきのアシスタントを勤め、1966年に「その名はゼロ」(佐藤プロ)で貸本漫画家デビュー。川崎のぼるのアシスタントを経て、1969年に「栄光への5000キロ」(少年キング)で一般漫画誌デビューする。 ゴルフを題材にした漫画を主に執筆し、1993年には代表作となる「風の大地」で、第39回小学館漫画賞青年一般部門を受賞。ゴルフ物の代表作に「Dr.タイフーンシリーズ」(原作:高橋三千綱)、「風の大地」(原作:坂田信弘)、「Bird」、「B・J ボビィになりたかった男(原作:高橋三千綱)」、「ひかりの空」、「AGAINST嵐」、「親玉'S マスターズ」、「大地の子みやり」などあります。」





これが喫茶店でスマホで撮影したこの漫画本の表裏表紙画像。

tamaou1.pngtamaou2.png

ワシはかざま鋭二さんのゴルフ関連漫画作品は以下の全作品を読んでいて感想も書いていて、
2011年1月に【いつまでも描いてんじゃねえよ漫画NO.1「風の大地」と「かざま鋭二先生」 】を書いていて結構アクセスあります。

以下がWikipediaにあった「かざま鋭二ゴルフ作品」に、ワシが5作ほど追加補足してます。(笑)太字部分。

■Dr.タイフーン(1986年、原作:高橋三千綱、漫画アクション、全25巻)
■Dr.タイフーンJR(1991年、原作:高橋三千綱、漫画アクション、全11巻)
■元祖Dr.タイフーン(1997年、原作:高橋三千綱、漫画アクション、全16巻)
■風の大地(1991年、原作:坂田信弘、ビッグコミックオリジナル、連載中)
■Bird(1994年、双葉社、全8巻)
■でんでん虫(1998年、原作:坂田信弘、ビッグコミック、全6巻)
■ひかりの空(2001年、ヤングサンデー、全29巻)
■B・J ボビィになりたかった男(原作/高橋三千綱、画/かざま鋭二、堀井ひろし 2002年 全18巻)
■AGAINST嵐(2005年、共著:堀井ひろし、漫画アクション、全4巻)
■旅×女=OB(2005年、コミックパーゴルフ、全1巻)
■親玉'S マスターズ(2011年、漫画ゴラク、全9巻)
■大地の子みやり(2014年、原作:坂田信弘、ビッグコミックオリジナル増刊、全2巻)
■大地の子ゆう(2017年、原作:坂田信弘、ビッグコミックオリジナル増刊、連載中)



しかし、原作者の十升八九さんは聞きなれない名前で、なんとトーマス・ハックと読むらしい。(。-_-。)
元漫画雑誌編集者で、長年かざま氏の担当をしていて、定年退職後に原作者として活躍中とのこと。

表紙にはかざま鋭二さんの弟子である福本伸行さんの推薦帯。
そして裏表紙には原作者と漫画家での打ち合わせの半分はケンカという担当者からの裏話。(笑)

え~ワシはこのゴルフ漫画は読んだことがなかったが、それもそのはず、全然読まない雑誌であり立読みさえしない
「週刊大衆」の2017年3月13日号から11月13日号掲載の全10話とのこと。

tamaou3.jpg taisyu.png←作者のお二人の近影

ストーリーとしては、トッププロだった藤堂冬次は、15年前に優勝争いしていた宮崎オープン最終日に観戦に来ていた小2の白川夏美にアクシデントでボールを当ててしまい、彼女を下半身マヒの車椅子生活にしてしまう。
そしてまた彼女の両親も交通事故でなくなったために、プロゴルファーを引退し、親代わりで彼女の面倒を見ながら舟村CCの副支配人をしていた。

それで1話完結で話が続いていくんですが、

●賞品目当てにあちこちのオープンコンペに参加し不正を働く青年たち
●傲慢で生意気な社長が、ばあさんキャディに自分の昔のばあさんを重ねる
●電車事故のために流れた親友同士の幻のクラチャン再選にじいさんと親友の孫の対戦
●デブのおばさんとその保険金目当てで付き合うゲス男の
●自分の生き方を求めるために、アメリカでプロゴルファーに挑戦しようとするAV女優
●逆玉でブスの社長の娘をいとめようとする男に求められた条件はホールインワン
●夏見のアメリカでの治療費1億円を出してくれる賭けゴルフの代打ちになる藤堂   みたいな流れです。

この漫画は「週刊大衆(双葉社)」という掲載誌。この雑誌は娯楽誌であり、
そんなに購読層のレベルは高くないので、基本はゴルフを通じての人情物のヒューマンドラマ。
週刊なのに、この漫画だけ月1連載中とのことなので、今後2巻・3巻と出る可能性もあるね。


え~色々書いてるうちに、以前昼飯食った店にあった「週刊大衆」を一度手に取ってこの漫画読んでた気がしてきた。
ただ週刊大衆に月1回だけ掲載なんで、読んだのは本当に偶然でしたな。

代表作「風の大地」が坂田大先生脳内で異空間を漂流していてデジャブーのエンドレス。
だから逆にこの1話完結タイプの方が気楽に読めていいかも?ゴルフ漫画もあまり長期間連載し延命し過ぎると、話が破綻してくるからね。

え~ワシはかざま鋭二のゴルフコミック(漫画)「旅×女=OB」で、かざま鋭二漫画論を描いてます。
そしてまたぼくらはマンガで強くなったゴルフ編「風の大地」と「オーイ!とんぼ」 にもご興味があればどうぞ。


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