20180305
ModernSwing21: 持ち替えた一球目に芯に当てる方法は?
Question
DRがあたっている時にはアイアンが当たらず、アイアンが
あたっている時にはDRが当たらないのですが、何が悪いのでしょうか?
練習場でもDRを100球ほど打つと、ほとんどミスがなくなり
安定して同じところに飛んで行きます。
しかし、その直後にPWで打ってみると芯を外します。
しかし、2発目からはしっかりと当たってミスがなくなるのですが
その直後にDRを打つと、最初の一打目は必ず当たりません。
これではラウンド中は、全てが当たらない事になります。
どうすれば持ち替えた一球目に芯に当てることができるのでしょうか?
Answer
それは基礎ができていないからです。
基本的にどの番手を打っても同じように振って当たるのがゴルフです。
ところが、番手ごとに違う角度で振っているために
そのような事が起きるのです。
ジャックニクラウスはワンスイングという論理を
レッスンビデオで強調し、全ての番手において自分の体に対しては
全く同じ角度で振って当たるはずだと指導しています。
DRを練習していて突然PWに持ち替えて打った時に、
一発目に当たりますか? ほとんどの人は真芯を外します。
これはそれなりに原因があり、人によってさまざまです。
初心者はどの番手を持っても、同じ番手で連続して打っても
ダフリトップで毎回違う当たりをするのですが、
そのスイングに慣れてくると連続で打っても芯を外さないくらいまで
当たるようになります。
そのような状態になった人でも持ち替えをすると
最初の一発目だけ外し、二打目からはいくら打っても当たる
という状況になる事があります。
これはほとんどの場合セットアップに問題があります。
何年も打っているとトップの位置はほぼ決まり、大体同じ事が
できるようになるのですが、アドレス時の姿勢などによって
その軌道が変わってきます。
持ち替えた直後はその前に打っていた番手の打ち方をします。
ところが、次の番手では当たらないので二球目には
体が調整して当てに行くのです。
しかし、これでも長年の間に毎日500球も打っていると
その番手でどう打つかを覚えてしまい、当たるようになるのです。
これは再現性で誤魔化している事になります。
地面に対しては軌道角が13種類になるのですが、自分の体に対しては
どの番手も全く同じ角度で振るのです。
それは前傾角度が変わるので、そのような振り方ができるように
クラブは設計されているからです。
ところが、前傾角があいまいで軌道角があいまいだと、
最低13種類のスイング角度を覚えなければなりません。
これはワンスイング方式の13倍の遠回りをしている事になります。
テイクバック時のヘッドを引く角度を番手ごとに変えて調整したり、
ダウンスイング時長い番手はフラットに落としてみたりで
意識して変える人と自然に体が反応して調整している人などさまざまです。
基礎を習得せずにただ無闇に練習量を増やすと、再現性が高まって
最終的には安定はするのですが、そこに到達するまでに悩み、苦しみ、
迷路に陥ったりで相当遠回りするのが我流ゴルファーです。
まず、前傾角度は番手ごとに違うのですが、背骨に対しての軌道角度は
どの番手も全く同じに振るのが基本です。
また、球を置く位置、自分と球との距離は番手ごとに違います。
そして、毎回同じ番手であれば同じ場所に置かないと軌道が変わってしまい
その角度が定着しない事になります。
あるいは、アームシャフト角が番手ごとに違っていたり、
スパインシャフト角が毎回、あるいは番手ごとに違っていた場合には、
何十倍も何百倍も遠回りをする事になるのです。
これではいつになったら安定するか分かりません。
本来、一種類のスイングで良い物を、わざわざ何十種も何百種類もの
違う振り方の練習をほとんどのゴルファーはしています。
また、プロだからその基礎ができているとは限りません。
多くのプロは天才的な怪獣で、再現性が異常に高いために
遠回りしながらも克服しているのですが、一度崩れると修正するのに
また遠回りして復帰できずに引退する人がでて来るのです。
プロだから基礎ができているというのは思い込みに過ぎません。
低迷期が長い人、原因や修正法が分からない人は、この基礎を
もう一度確認してみる必要があります。
これらの情報はミクシーのコミュニティーに書かれていますので
ぜひ参考にしてみてください。
http://mixi.jp/view_community.pl?id=5157003
from ModernSwing21