20180317

◆絶滅危惧種のゴルフクラブ創ります: スイング◇悶絶の刷毛塗ドリル③


ゴルフクラブのその機能を活かすには
 重力と喧嘩をしないコト
というのがとても大切になります。

おそらく どのスポーツや動作でも
同じだとは思いますが、特にゴルフで使うゴルフクラブの、
その打撃部分のヘッドは
機能を表す言葉"心距離"や"心深度"など
「重さ」によって多くの機能を発揮するようになっています。

重さ と仲良くするには
✋上方向への動きを出来るだけしない
✋出来るだけモノを動かさない
✋モノを動かすなら出来るだけ小さな筋肉//部位は使わない

 というのが原則になるのでしょう。
スナップショット 1 (2018-01-31 14-09)

特に魅力的な『飛ばし』に関しては
運動能力で補えるのなら、それはそれで羨ましいですが、
そうで無い場合、 
効率よく飛ばしたい、
楽して飛ばしたい、体を痛めず飛ばしたい、
道具を利用して飛ばしたい、
 のであれば
 下方向 というのが
スイングの中に存在するか、どうかが
かなり比重を占めています。

下方向・・・というと
トップの位置からインパクト ~ダウンスイングで
クラブを下に振れば良い と思っている人が多くいますが、
 …実際に自分の目や体で確認してみると良いですが
"クラブを"下方向に 腕や肩で振ると
必ず、ほぼ間違いなく 体は上を向きます
。(左サイドはあがります
ですので 結果としては、下に振っているつもりでも
上にモノを動かすことに、それも体ではなく
肩から先の腕や手で重さを動かすことになるのです。

その上で とても重要になるのが
 「シャットフェース」です。

勘違いしてはいけないのは
シャットフェースと言うのは
 体の傾きと右向き
によって作られるモノであって
体の傾きと右向きを関係なく手先で
 フェースをシャット(下向き)にしても
なんの意味もないばかりか、
より一層動作は複雑になり、体を痛める原因になります。

体の傾きと右向きがあれば
ダウンスイング時、進行方向に当たる『左サイド』が
右サイドよりも低くなり、下に向かっての動作になります。

体が右を向くことによって ボールから遠ざかる のも
ありますが、上方向から下方向へ、遠いところから近いところへ
体…という重さの大きなもの、慣性の大きなものが
ボールに向かって、そして打撃方向に向かって動くのですから
当然 飛ばすコト に有利に働きますし、
大きな慣性のモノが動くのですから
ミスヒットにも寛容になります。


ljpoこのように手であげてしまうと
その時点で ダウンスイングの下方向を
拒否?放棄することになりますから、
本来 重力方向に動く自分の重さや
クラブの重さを 人力で造らなくては
ならなくなります。
…それが好き!!と言われたら何も言えませんが…。


飛ばない人のパターンは手先でクラブを上げます。
ダウンスイングに本当は存在する筈の
ダウン(下方向)と言うのが存在しません。
当然 クラブを開いてあげているので
クラブをより重く使い、その重さはよりクラブを引き留め
よりクラブを遅らせ、よりロフトを開かせます。

より大きなロフトで クラブを下に振るので
左サイドは上がり、右サイドは下がるので
そのクラブの本来の入射角度が緩く、もしくは
上がり軌道になるので、打ちだし角度は取れても
ボールスピードが上がりません。
ボールスピードが上がったとしても
 ボールの飛び出し角度が高いので
ボールの空中を飛ぶ道のりに対し距離が伸びません。
人によって これに右回転が加わったりしますから
より一層大変です。

スナップショット 3 (2017-01-23 17-38)


厳しい言い方をすると 飛ばしを悩んでいる人ほど
トップの位置やダウンスイングばかり気にして
テークアウェイの初期で飛ばす準備を無視する傾向があります。
自分で重くしてしまったクラブを 力づくで動かすことに
言葉は悪いですが 充実感~快感 を感じていますから
その感覚を廃棄するのが難しいのかも知れません。


クラブを動かす充実感の無い刷毛塗に
どこまで馴染めるか というのがポイントでしょう。

from ◆絶滅危惧種のゴルフクラブ創ります