【読者様からの質問】
「倉木様
いつも拝見して参考にさせて頂いております
還暦前の月1ゴルファーです
練習を重ね最近は80台をウロチョロするスコアですが
もう1歩先を見据えての練習方法をご教授下さい
①現在は週2回100~150球程度の練習で
SWで10Y
PWと6Iのハーフスイング
4Wでティーアップと直打ちの交互打ち
Drは5球程度
上記の練習を続けるべきかそれとも何か1本を練習したほうが
ステップアップできるのか?
②ゴルフショップでサイエンスアイでの診断では緩いィンサイドアウトでインパクト
で若干開いているようです。
診断ではストレートから若干のドローとでますが実際のラウンドではフェードが
でます。
どこまで機械を信頼したらいいのか?
上記2点でのアドバイスをお願い致します」
【回答】
・1について
練習メニュー、練習法に関しては、バリエーションを豊富に持たせた方が、上達の効率は圧倒的に向上します。
多くのアマチュアゴルファーは、練習のバリエーションに乏しいです。
工夫された練習を行うことで、様々な角度からの刺激が加わり、いろいろな発見、体験ができます。
毎日、同じ行動をしていると発見が少なくなることと同じように、意識的に違う練習をすることが重要です。
それが間違えている、効果的であるということはさておき、まずは練習パターンを一定にしないことが大事、ということを覚えておいてください。
・2について
インサイドアウト軌道でもフェードは出ます。
インパクト時のフェース面の開きが大きければフェードになります。
サイエンスアイのスイング軌道確認カメラは正確です。
ただスイング軌道の数値は手動にてマウスで画面をポイントした角度で表示されますから参考程度にすると良いです。
しかし画像は真実ですからそのまま参考になります。
インパクト時のカメラ画像を見る上で覚えておいて欲しい重要な事は、
・インパクト毎にフェース面の向きは変わりがち
・スイング軌道はあまり変わらない
という点です。
クラブヘッドのフェース面の向きは簡単に変えることができますが、スイング軌道は想像以上に簡単に変化しません。
弾道の結果がバラける原因は打点とフェース面の向きにあります。
意外とスイング軌道は一定していますから、その分析を間違えないようにしてください。
分析を間違えると対策も間違えるからです。
アウトサイドイン軌道でもフェースの開きが大きければ右に打ち出してから右にスライスします。
ボールは必ずスイング軌道の方向に飛び出すのではなくスイング軌道とフェース面の向きによって決まります。
インサイドアウト軌道が確認できたのであればそれがアウトサイドイン軌道に変わってフェードが出たという事はほとんどありません。(意識しない限り)
これは私が長年、ゴルファーのスイング軌道計測を行ってきたことから自信を持って言えます。
from 元ゴルフ研修生クラフトマンのゴルフ相談ブログ