右手/右腕が上手く使えない、どうすればいいのか?
という質問を受けました。
利き腕、普段よく使っている右手/右腕を使えない
というのは勿体ない話です。
微妙な距離感、タッチにも右手は有用ですし、
ゴルフの大きな魅力~飛距離
ボールを遠くに飛ばすのは右手でボールをつぶしましょう。
右手/右腕を活用するには
ゴルフの「あたりまえ」を再確認する必要があります。
ゴルフは両手で似たような部分を握っています。
腕の長さは左右ほぼ一緒です。
双方の腕の長さが運動中つり合っていないと
腕は使い辛くなり、そのお陰で体の姿勢も崩れます。
腕の長さがつりあわなくなる 一番の原因は
体に対してのグリップの位置にあります。
アドレス時のグリップは 真ん中やや左
運動中の そのグリップが体の幅・骨盤の幅 wwの中にあれば
両腕の長さのつり合いは取れますが、体/骨盤から外れてしまうと…
👉ゴルフスイングの場合は右、
左に外れることは殆どありません
腕は使えなくなってしまいます。
ここでのポイントは胸ではなく、
グリップの位置と骨盤の位置関係です。
ですので ゴルフスイングで右腕が使えなくなる原因は
👐 グリップの位置が骨盤の右にズレすぎる ということです。
その理由は二つあって
❶テークバック時に体ではなく、
左腕・左肩だけで動かしてしまう。
❷ダウンスイング時に体の回転に左腕を置き去りにしてしまう
…それとその複合です。
グリップのスナップロックの記事でも書きましたが、
http://blog.livedoor.jp/hbs/archives/1957135.html
右手が左手の下に入るような形になっては
うまく右手は使えません。
その状態ではかならず 左手の方が長い状態ですから
その下に入り込む右手は、
使うほど左半身を上に押すことになります。
煽り打ち、しゃくり打ち、ダフリ、トップになります。
そうならないために
❶胸ではなく、骨盤とグリップの位置関係を意識するコト
真ん中、真正面である必要はありませんが、
骨盤の幅の中にグリップが無いといけません。
❷左腕は自分で意識している以上に体の回転から遅れます。
体の回転よりも先に、特に左上腕を動かしている意識、
体を止めておいて、ワンテンポ先に左上腕を動かす位で
結果、やっと同時位です。
体の回転で、当然その体から生えている腕は同調して付いてくる
と信じていても、腕には両方で10キロを超える重さ
それに運動分の加算が伴うのですから、当然遅れます。
遅れてしまうと、
グリップは骨盤の右よりも外にズレてしまいますから
グリップをしておくには
右腕は短くしておかないと左手が届きません。
既に長くなっている左腕、左手の下から右手が押していけば
左肘は反対には曲がりません
(この使い方が左ひじを痛める原因です)
逃げ場がないですから、左サイドは上に逃げることになるのです。
左サイドが上に逃げるのは体が開くのと同意語ですから、
クビや背中、腰を痛める原因にもなります。
となれば ヒトは本能的に
その行為を躊躇してしまう可能性もあるのです。
ダウンスイングで 体の動きから遅れない左腕を造るには
慣れが必要なのは確かですが、テークバックの段階で
右手/右腕が活用できない位置にグリップを動かしているのは
意識さえすれば改善できます。
骨盤とグリップの左右位置関係に注意して見て下さい