20171021

◆絶滅危惧種のゴルフクラブ創ります: ゴルフスイング◇骨盤とグリップの位置



右手/右腕が上手く使えない、どうすればいいのか?

という質問を受けました。

利き腕、普段よく使っている右手/右腕を使えない

というのは勿体ない話です。
微妙な距離感、タッチにも右手は有用ですし、

ゴルフの大きな魅力~飛距離
ボールを遠くに飛ばすのは右手でボールをつぶしましょう。

 

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右手/右腕を活用するには

ゴルフの「あたりまえ」を再確認する必要があります。

ゴルフは両手で似たような部分を握っています。

腕の長さは左右ほぼ一緒です。

双方の腕の長さが運動中つり合っていないと

腕は使い辛くなり、そのお陰で体の姿勢も崩れます。

 

スナップショット 1 (2016-10-14 0-54)

腕の長さがつりあわなくなる 一番の原因は

体に対してのグリップの位置にあります。

アドレス時のグリップは 真ん中やや左

運動中の そのグリップが体の幅・骨盤の幅 wwの中にあれば

両腕の長さのつり合いは取れますが、体/骨盤から外れてしまうと…

👉ゴルフスイングの場合は
   左に外れることは殆どありません


腕は使えなくなってしまいます。

ここでのポイントは胸ではなく、
グリップの位置と骨盤の位置関係です。

 

スナップショット 1 (2016-11-28 2-35)


ですので ゴルフスイングで右腕が使えなくなる原因は

👐 グリップの位置が骨盤の右にズレすぎる ということです。


その理由は二つあって

❶テークバック時に体ではなく、
左腕・左肩だけで動かしてしまう。

❷ダウンスイング時に体の回転に左腕を置き去りにしてしまう

…それとその複合です。

グリップのスナップロックの記事でも書きましたが、
http://blog.livedoor.jp/hbs/archives/1957135.html

右手が左手の下に入るような形になっては
うまく右手は使えません。


その状態ではかならず 左手の方が長い状態ですから

その下に入り込む右手は、
使うほど左半身を上に押すことになります。

煽り打ち、しゃくり打ち、ダフリ、トップになります。

 

 

そうならないために

❶胸ではなく、骨盤とグリップの位置関係を意識するコト

真ん中、真正面である必要はありませんが、

骨盤の幅の中にグリップが無いといけません。

❷左腕は自分で意識している以上に体の回転から遅れます。

体の回転よりも先に、特に左上腕を動かしている意識、

体を止めておいて、ワンテンポ先に左上腕を動かす位で

結果、やっと同時位です。

体の回転で、当然その体から生えている腕は同調して付いてくる

と信じていても、腕には両方で10キロを超える重さ

それに運動分の加算が伴うのですから、当然遅れます。

遅れてしまうと、
グリップは骨盤の右よりも外にズレてしまいますから

グリップをしておくには
 右腕は短くしておかないと左手が届きません。

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既に長くなっている左腕、左手の下から右手が押していけば

左肘は反対には曲がりません
(この使い方が左ひじを痛める原因です)

逃げ場がないですから、左サイドは上に逃げることになるのです。

 

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左サイドが上に逃げるのは体が開くのと同意語ですから、

クビや背中、腰を痛める原因にもなります。

となれば ヒトは本能的に
その行為を躊躇してしまう可能性もあるのです。

 

ダウンスイングで 体の動きから遅れない左腕を造るには

慣れが必要なのは確かですが、テークバックの段階で

右手/右腕が活用できない位置にグリップを動かしているのは

意識さえすれば改善できます。


 骨盤とグリップの左右位置関係に注意して見て下さい

from ◆絶滅危惧種のゴルフクラブ創ります