暑くて久々に疲れたなぁ。週1回のゴルフ練習もできなかったしね。
忙しいし、月末なんだが、なかなか疲れがとれないので、明日急遽代休をとることにした。
でもオッサンだから朝には早く目が覚めるんだなあ。疲れがとれるかな?
それに最近胃の調子が悪いしね。(弱気です)
え~次のゴルフ本は、あのセベ・バレステロスの名著と言われる27年前の本、

「バレステロスのナチュラルゴルフ」
著/セベ・バレステロス、訳/戸張捷 TBSブリタニカ 1990年6月
<内容>
「セットアップの基本、自然なスウィングの極意から、集中力養成法、練習法、そしてゴルフ哲学まで。
世界最高のゴルファー、バレステロスか初めて自ら企画し、書き下ろしたすべてのゴルファーのための「新しきバイブル」」
<目次>
第1部 ゴルフを学ぶということ(独学の効用私の、ゴルフ学習法)
第2部 ロングショットのスウィング(クラブの正しい持ち方、アドレス。スウィング)
第3部 小さいスウィング(ピッチング、チッピング、パッティング)
第4部 技巧を要するショット(バンカープレー、ウィンドプレー、ラフからの脱出法、その他のリカバリーショット)
第5部 技術を超えて(正しい練習法、正しい生活、こころとゴルフ)
<著者/セベ・バレステロス(Seve Ballesteros)>
「本名: Severiano Ballesteros Sota (セベリアーノ・バジェステロス・ソタ 1957年4月9日 - 2011年5月7日)はスペインのカンタブリア州ペドレーニャ出身のプロゴルファー。「セベ」の愛称で親しまれ、欧州ツアー50勝(歴代1位)、米PGAツアー9勝、日本でも日本オープン2年連続優勝など全世界で91勝を挙げるなどし、ゴルフ史上に残る名プレーヤーの一人に数えられる。2008年10月脳腫瘍で倒れて以来4度の手術を受けて闘病生活を送っていたが、2011年5月に54歳の若さで死去した。」
<翻訳/戸張捷>
「日本のゴルフビジネスの草分け的存在で、ゴルフプロデューサー。日本を代表するトーナメントを多数、企画、運営しゴルフ界に貢献。TV解説でも有名です。」
ワシはバレステロス関係の本としては、ハル常住 「カンピオン―世界最強ゴルファー、セベ・バレステロスのすべて」 を読んでいたのだが、今回27年前の本ながらセベの名著として名高いこの本を読んでみることにした。
内容の前に、翻訳があの戸張捷さん。上から目線の偉そうなゴルフ界の重鎮です。(笑)
戸張氏の略歴は、
「我孫子ゴルフ倶楽部の創設メンバーの一人であった父親の影響を受け、慶應義塾高校1年からゴルフを始めた高校・大学とゴルフ部に所属、高校3年で全日本ジュニア3位。大学4年で、日本アマ9位。
1968年、住友ゴム工業(現 SRIスポーツ)に入社。スポーツ用品企画課、販売課を経て、1973年に日本で最初のゴルフトーナメント運営会社、株式会社ダンロップスポーツエンタープライズを住友ゴム工業の子会社として設立する際に出向し、以後、「トーナメントディレクター」として活躍。現在、株式会社ランダムアソシエイツの代表取締役。」
ゴルフのトーナメントが増え、テレビ放映が始まったのが昭和48年頃で、若干26歳でトーナメントをプロデュース&TV解説をしてきた文字通りのゴルフトーナメント界の重鎮であり生き字引です。
トーナメントのプロデューサーとして、スポンサートップを次々と口説き、ジジ殺しのやり手プロデューサーと言われたほど企業トップ達に気に入られたが、そんな戸張氏も現在72歳になり自分自身が爺になり、今や邪魔もん扱いですわ。(笑)
え~クダクダ書いて何が言いたいのか?というと、戸張さんは英語は堪能とはいえ、自己流のため、たぶん、この本の翻訳のメインは英語が堪能で通訳をしていた日系3世の奥様ではないかというワシの推測ですわ。(笑) どうでも良いけど。
え~内容に関係ない前説が長くなったが、
この本はセベ34歳の絶頂期に書かれた本で、
セベ自らが語るゴルフの技術論であり、自らのゴルフ論の全てです。

セベはこの本でできるだけ読者の上達を助けたいと思っているが、読者が自分流のやり方で独学することを選んでも、他のコーチに教わるにしても、どれほど上達するかを決めるのは結局練習の量と質であると断言している。
7歳の時に初めてクラブを手にしたのが3番アイアンのヘッドに自分で棒をつけたもの。そして1年後に兄から本物の3番アイアンをもらい、あらゆるショットをこの1本で打って練習した自己流の天才。
その3番アイアン1本で想像力を働かせて、あらゆるショットを打たざるを得なかったわけですが、そして未だに自分のスイングを実験しながら研究しているという研究家でもある一面もあります。
しかし、セベはこの3番アイアンで想像力の大切さを手にしたが、もう一度最初から練習するとすれば7番アイアンが最適としてますね。(笑)

ゴルフ界では左サイドで打つスイングが主流だが、セベは右利きは右手に活躍させるのが自然として右サイドでリードしたプレーヤーです。
またセベの成功は運命と言われるが、それは否定して自分の努力を挙げています。また一人きりの練習は、ゴルフは自分との戦いであり、コースとの戦いであり、そして忍耐について多くを教えてくれたわけで、そして子供の頃から一種の繭の中ですごしているような、没頭して外からのものが入ってこない精神集中力が強みと自己分析していますね。

効果的で繰り返しのきくフルスイングをひとたび身につけ、あらゆる場面のショートゲームを含む一連のショットを覚えてしまえば、あとは頭の勝負。メンタルな力、自信・集中力・勇気・そして常識を養う必要があるとしてます。
ただね、この本は非常詳しく丁寧に、各シーンごとのどうすればいいかを自らのスイングを交えながら書いていますが、内容量が多く、当然文字も多いので、ゴルフ本に慣れてるワシでさえ、非常に読みにくかったので斜め読みしました。
この本はよほどのセベのファンか?スイングに興味ある者しか最後まで読めないかも?
それほどセベの真面目な人柄を反映してか?内容量が多く、丁寧で真面目なゴルフ書です。

余談ですが、「オーイ!とんぼ」の原作者かわさき健さんはセベを信奉していて、自らが語るように、
3番アイアンだけで野生のゴルフをする主人公とんぼは、このセベ・バレステロスがモデルです。(笑)
え~ワシのこのゴルフ本の評価は★★です。(満点は★3)
from ゴルフも人生も no plan (;´Д`)