多くのスイングを見ていて
一番気になるのは 多くの人が
『インサイド』から
ボールを打てていないないコト …です。
インサイドそのものが存在しない人もいます...。

その多くのケースは
①インサイドから打つ時期を逸している のと、
②始めからインサイドから打つことが出来ない の
複合です。
それにはスイングの軌道というものを
ちゃんと理解する必要があります。
スイングは ボールに正対した正面の状態から始まり
右を向き、正面を経由して左を向く という
半円~180度の向きを変える回転運動によって
ボールを打ちます。
この半円を造る行為 そのものが
『スイングの軌道』です。
ところが多くの人は体の回転と直接関係なく
クラブを腕で振った・ヘッドをで腕で振った軌道を
スイングの軌道と思っています。
それは単なる見せかけのヘッドの通り道にすぎません。
その向きを変える動きの土台に
前に傾いた前傾姿勢があるので
その軌道は垂直でも、水平でもなく、
やや傾いたものになっているのです。
ここも重要な部分ですが
前傾姿勢のある体の回転によって
直接グリップが移動し、そしてヘッドが移動する
から その移動には高低差が付いてきます。
それを逸してしまうと 左右の移動ばかりでなく
上下の高低差も自分の作為によって
行わなくてはならなくなります。
ですので ゴルフスイング用語で言う
インパクト、ボールへのアプローチの『インサイド』とは
体が右向きの時間を指します。
概ね体が正面を向いた時期にインパクトを迎えていれば
『インサイド』から入ってきたことになりますが、
インパクト付近で体の回転を止め、
無理やり正面を維持して ボールを打っても
インサイドから入れてきた とは言えません。
また、ハナから上半身だけを捻って
もしくは 左手だけを伸ばして
トップらしい位置にクラブだけを持っていく行為は
スイングそのものに「インサイド」が存在していません。
インサイドが存在していない というのは
ボールを上から打つ機会 も存在しないのと同じです。
これは日頃の慣れ、スイングへの理解で
そう難しくなく解決できる大切なポイントです。
右向きが無ければ インサイドは存在せず
上から打つことも機会も存在しません。
胴体を捻らず
しっかり骨盤の右向きを作りましょう。
多くの人が勘違いしているスイングは
体を回転させ、正面で止まり
そこからインサイドから入れてこようとしていますが、
既に正規に「インサイドから入ってくる時期」を
逸して、締め切りを過ぎているのと同じです。
その状態からの正規の進入ルートは「アウトサイド」で
それを無理やり形だけインサイドからにしているのは
クラブをひねって 裏口入学している形と同じです。
右を向く➡正面を向く というのは
約90度 1/4の円です。
👉右向きをしっかり作ってあれば
体重を左に移すだけで
その1/4円は作れます。
ですが 多くの失敗は
そこでその行為でクラブを動かさず
後々 手のさばきで1/4の円を作ってしまう事です。
場合によっては
1.まず体で1/4円を1回
2.次に左手のリードでグリップの1/4円を1回
3.そして右手の返しでヘッドの1/4円を1回
と合計 3回もの1/4円を造る人までいます。
クラブの動かし方 基礎編❶では
グリップを飛球線方向と平行に直線で動かす
という記事を書きましたが、
それともつながります。
では実際にどのように動かすと『インサイドから』
なのかは また明日^^