ツアー使用率の高いシャフト
巷では、新作の「IZ」が話題になっていますが、いまさら「TOUR AD TP」の話です。というのも、昨年末に購入して、なんやかや使ううちに、最近ようやく馴染んできたからです。ちなみに最近「IZ」も打つ機会がありましたが、なかなか良かったです。
「TP」は、手元から中間にかけてしなやかにしなる感じがありますが、先端はしっかり目で意外とつかまらない。なんだか右に逃げる感じと、たまに大きく右に飛ぶミスが出ていたので、イマイチ安心して使えませんでした。
ヘッドは、「917D3」です。シャフトは60gのS。スリーブ位置を変えたり、していろいろ試した結果、最近はだいぶいい感じになってきました。スイング的にもリストターンが強くなっているかもしれません。
「917D3」は、ロフト9.5度だと、僕には低スピンすぎる感じもあるのですが、しっかり振ってストレートかドロー。軽く振って、ちょっとフェードくらいになっています。フェードでも球が強くて、アゲンストでも距離を稼げるのがいいですね。
つかまらないクラブをしっかりつかまえたほうが飛ぶし、スイングも良くなる気がします。もちろん限度がありますが。試合ではもうすこしやさしいモデルを使いたくなることもありますが、結果的になぜか、このスペックが一番安定しています。どちらかというと安定重視の競技仕様という感じです。
フッカーにはいいシャフトだと思いますが、大型ヘッドでヘッドが返りきらないひとには向かないかなと。つかまりの良いヘッドで叩くのも面白いかもしれません。「IZ」はもう少し先端のしなり戻りがありますね。