20170717

ゴルフも人生も no plan (;´Д`) : P・G・ウッドハウス「マリナー氏の冒険譚」に収録のゴルフ小説「もつれあった心」

昨日は午前中に週1回はやろうと決めてるゴルフの練習へ。暑かったな。
そしてその後訪れたパチではちょっと勝って、夜は息子夫婦と焼肉に行き満腹。ウマウマ。

それにしても、ワシにはそんなに継続力はないと思っていたが、
ゴルフの練習に、ウォーキング(withポケモン)に、500円玉貯金に、そしてブログと意外に続いていますね。



え~次はゴルフ本を探しなんとか見つけた「P・G・ウッドハウス選集Ⅲ」 の中のゴルフ小説です。

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「マリナー氏の冒険譚 (P・G・ウッドハウス選集 3)」
P.G. ウッドハウス (著)、 岩永正勝, 小山太一 (翻訳)  文藝春秋  2007年7月


<内容>
「どんなへなちょこ男も瞬時に豪傑と化す秘薬の引き起こす騒動から、途方もなくキュート(だけど意地悪)な美女の活躍まで、奇想天外なくせに心安らぐよりすぐりの傑作短編を15編収録。
謎の紳士ミスター・マリナー。“釣遊亭”の客たちは、今日も氏の披露する物語に耳を傾ける。気弱な男たちの窮地を救う薬“バック‐U‐アッポ”の驚愕の正体、どんな男も恋に落ちる美女ロバータ嬢の八方破れの行状、ハリウッドのトラブルに悩まされる心優しい青年の活躍などなど、ミスター・マリナーの親戚たちの奇想天外&痛快無類の活躍!ウッドハウス自身がいつも楽しんで書いていたというマリナー・シリーズ、よりぬき傑作選であります。」

<目次>
「ジョージの真相;にゅるにょろ;お母様はお喜び;アンブローズの回り道;人生の一断面;マリナー印バック‐U‐アッポ;主教の一手;仮装パーティの夜;アーチボルド式求愛法;マリナー一族の掟;アーチボルドと無産階級;オレンジ一個分のジュース;スタア誕生;ジョージとアルフレッド;ストリキニーネ・イン・ザ・スープ;もつれあった心;フランシス・ベイコンと「手直し屋」;ピンクの水着を着た娘」

<著者略歴/P.G.ウッドハウス>
「1881年、英国はサリーに生まれたユーモア小説史上最大の巨匠。Hong Kong and Shanghai Bank勤務のかたわらに執筆活動を開始、やがて作家専業となり、世界で知らぬ者のない大作家となった。生涯の多くをアメリカはロングアイランドで送り、1975年、惜しまれつつ逝去。」




ワシのお気に入りのP.G.ウッドハウスのゴルフ小説本は、日本では以下の3冊が出版されており全部読んでいます。

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「ゴルフ人生」日本経済新聞社刊 1981年
「ゴルきちの心情」創土社刊 1983年
「P・G・ウッドハウスの笑うゴルファー」集英社刊 2009年

このウッドハウスの面白いゴルフ小説シリーズはもうないのかな?と探していたら、
新ヴィッキーの隠れ家「読書感想文」 さんに情報がありました。

「ゴルフものがまとめられた短編集は、日本でも三冊発行されています。しかも、この三冊は一編のダブりもなく、計二十四編が楽しめます。これに『マリナー氏の冒険譚』収録の「もつれあった心」(Tangled Hearts)を加えた二十五編が、現時点で邦訳されている全てのゴルフ小説です。」

そこで図書館で借りて読んだ「マリナー氏の冒険譚」収録のゴルフ小説「もつれあった心」ですが、この本のうちこの作品だけ読んでも失礼なので全15編を最初から全部読んでみました。

収録作品は、「釣遊亭(アングラーズ・レスト)」のバー・パーラーにて、
ミスター・マリナー氏が、無数の甥や親戚縁者にまつわる珍談奇談を語る形式の短編小説集です。

著者による序文によると、このミスター・マリナーシリーズは、ジーヴズシリーズとドローンズ・クラブシリーズの間を埋めるシリーズで、次から次に発想が湧いてスラスラ書けるらしい。

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この語り部である「ミスター・マリナーは物語った」という形で始まるこの短編集には、

純粋な男どもを手玉に取るロバータ・ウィッカム(従妹の娘)シリーズの「にゅるにゅろ」・「お母様はお喜び」・「アンブローズの回り道」や、ミスター・マリナーの弟ウィルフレッドの発明した秘薬「マリーナ印バック-U-アッポ」をめぐる物語「人生の一断面」・「主教の一手」・「仮面パーティの夜」や、「メンドリの物真似」が特技のミスター・マリナーの甥のアーチボルトや、ハリウッド物の「オレンジ1個分のジュース」「スタア誕生」などがあり、

爆笑という感じではなく、思わずクスッとかニヤッと笑えるP.G.ウッドハウス特有のユーモアに堪能しましたな。

このシリーズに何人も登場するミスター・マリナー氏の親戚縁者は評論家によると40~50人登場するらしい。(笑)

実際問題、そんなに親戚がいるわけもなく、語り部の設定を含め、
やはりP・G・ウッドハウスはお話が面白くて世界一ユーモア&ウィットに溢れた作家ですね。(笑)

以前も書いたように、日本の落語のように、
語り部が枕から話をはじめ起承転結があって最後にオチがあって笑わせる感じですな。


ただ残念なことは、この本に収録の肝心のゴルフ小説「もつれあった心」が、そんなに面白くなかったんだな。

ゴルフ物ではおなじみのアグネス・フラック(意外やミスター・マリナーの従妹の娘だったとは?笑)と忠告魔の婚約をめぐる4角関係話なんだが、もうひとつでしたね。あの有名な最長老メンバーの出番も少ないしね。

訳者の後書きによると、P.G.ウッドハウスのゴルフ物はすべて短編で全部で34作品(翻訳は25作品)。
嬉しいことに、そのうちのほとんどが最長老メンバーの爺様が語り部となっているとのこと。読んでみたいな。(笑)


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え~ワシのこのゴルフ本の評価は★★です。(★3が満点)

from ゴルフも人生も no plan (;´Д`)