20170712

◆絶滅危惧種のゴルフクラブ創ります: 体の回転①□ゴルフスイング



Q:体を回すことが大切なのは分かりますが、
  体の回転をどのように覚えて行くのが良いのでしょうか?
  (漠然としていてすみません…( 一一)

スナップショット 4 (2017-06-28 19-07)

A:ゴルフクラブの移動、回転は
腕のさばきを補助に使い、体の回転でグリップを
移動させることが基礎になります。

誤解を生みやすいですが、
体の回転でクラブを動かす というと
長さのある重量物のゴルフクラブを
体の回転で引っ張る というイメージが付きやすいですが
そうではありません。

重さ という縦(下)へのチカラ を
如何に 回転という横のチカラに変換するか

というのが ゴルフクラブを上手に利用する方法です。

腕も含めたゴルフクラブの重みで回転をしていく
重さを先行させて、自分の移動して行く方向に送っておく
ところがポイントです。

体の回転でクラブを引っ張る
クラブを最後尾において、体の回転で引っ張る形では
クラブの重みは運動の抵抗になってしまうばかりか
スイングの構造上、ロフトが増え、上を向いて
振ることになってしまいますから 良いことは殆どありません。
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クラブ、腕の重みがあるところが
体の重心位置にあたります。
クラブや腕が 胴体~骨盤に対し
右にあれば、右に重心が来易く
左にあれば、左に重心が来易く なります。

そして、体は構造上
背骨を軸として 右を向いている時は右に重心
左を向いている時は左に重心が来易くなりますので、
右に重心を、左に重心を、回転に伴う、
正しく回転すると発生する重心の移動、体重移動を
クラブと腕の重さで作り出してしまった方が簡単、
意識をしないで体を回すことが出来るようになります。

体、胴体には捩じったりするための『遊び』はありますが、
基本的には それは体を守るためのクッションのようなもので
それを意図的に使う(捩じる)と体の故障になりますし、
両腕の長さが変わってしまい 一定のクラブ姿勢 や
前傾姿勢が保てなくなってしまいます。
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股関節から上の胴体を一体にして
常時、両腕の長さの均衡が保てるようにするのには
イメージとして 両腕で作る枠
自分の目から見える 両腕の枠で
それぞれの足を捕えたら(見える)ようにしておくと
良いと思います。

右向きの時は その両腕の枠で右太ももが見えるでしょう。
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ダウンスイングに入ったら
シャドースイングやイメージの中では
その枠が先に 左太ももを捕えたら
その重さに従って 左に重さをかける
➡体を回し始めると良いと思います。

スローな練習の中では
両腕の枠が しっかり左太ももを捉えるまで
右向きはキープしておいた方が良く
同じ意味ですが、体重移動も、それ以降
左太ももが見えたら 開放してあげる感じでやってみて下さい。

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