Question
ゴルフのレッスン書見て思ったこと。
自転車に乗れない人へのレッスン書があったとして、
「右足がここまで伸びた時に、左足首の角度はこれ位で・・・・・」
的な事が事細かに書いてあったら自転車に早く乗れる様になりますか？
乗れるようになれば、全部自動的に出来る事を
ことさら意識させようとしたら逆効果でしょ？
必要最小限のキモになる部分のみを教えた方が良いと思います。
いろんな事を言いたくなるのをぐっと堪えてキモの部分だけを反復させる。
一瞬のスイング中に教えが１００個もあるから混乱すると思いませんか？
Answer
ゴルフの打法は飛距離によって難易度が変わります。
２００Yで良いなら、自転車に乗る程度の難易度ですが、
３００Yとなると、フィギュアスケートのトリプルアクセル級になります。
知らない人は自転車に乗る程度の技術レベルで筋肉さえつければ
３００Yも飛ばせると思っているようですが、とんでもない話です。
確かにスピード自転車となると技術はママチャリでも
筋肉さえ付けばできるかも知れません。
ところが、ことゴルフに関しては、３００Y先のグリーンに乗せるのですから
その高等技術はほとんど見て盗める物ではありません。
タイガーの技術を全て盗めたのはアダムスコットとマキロイだけでした。
日本人のプロ選手は誰一人として出来ていないのです。
しかも３０年も経って未だにです。
３００Yのキャリーをゆったりスイングで出すには
いろいろな技術と効率の良さが必要です。
そして、その技術とは形や動作だけではなく、リズムやタイミング、
力を入れる方向や強度など、目に見えない部分が多く、
また、その上に効率を上げて行かなければなりません。
男子でしたら４回転ジャンプを習得するのと難易度は恐らく同じでしょう。
まずは氷の上に立つ事、前に滑る方法、後ろに滑る方法、そしてジャンプ、
それから一回転、二回転・・と回転が多くなるほど難易度が上がります。
小学生が大学の授業が難しいので、キモになる事だけ教えろ
と言ったら先生方はどう思われるでしょうか？
中学、高校と学力をつけてから大学に行けば良いことです。
鉄棒競技の６種目を習得するのに
必要最小限のキモになる部分のみを教えたらどうか
というアドバイスをされているのと同じなのがお分かりでしょうか？
レッスンプロには小学生レベルの事しか教えられない人が大勢います。
確かに教え魔達が背伸びをして、勝手に想像してああでもない、
こおでもないと論争をしながら人のサイトを荒らしているのですが
ジャンク理論は確かにとんでもないバカな事を教えています。
しかし、全部が全部そうではありません。
小学校レベルの事しか雑誌やサイトには書いてありませんので
そう思われるのは無理もないかと思いますが、
そんなレベルだから日本は３０年も世界から遅れをとっているのです。
難しい事が嫌いなのでしたら、難易度の低い打法で
毎日５００球打てばなんとかなる打ち方を習得すれば良いと思います。
ただ、タイガー打法やマキロイのようなスイングがしたい
というなら、１００どころかもっと沢山の勉強と訓練をする必要があります。
ゴルフの目的や目標によって、難易度はいろいろです。
これらは自由に選べば良いことですので、我流の考え方をまず捨てて
素直に教科書通りの基礎から勉強し直しましょう。
