20170615

ModernSwing21: 左手手首の折る方向


Question

テークバック時に親指側に折り、そのまま振り下ろしても良いのですか?
ハンドファーストという言葉を聞きますが、手が先に来るなら
そちらの方向に折るのはオーケーなんですか?


Answer

左手首のコックの事を仰っているのかと思います。
でしたら正解です。

コックは親指側だけにすると効率も良く、腕の張りで打つことができます。
また、軌道もオンプレインになってシャットで上げ下げができます。

ただし、左手首の甲側に曲げていた時代がありました。
これはヘッドの引き寄せが大きくなるのでHSが上がるのです。

ところが、方向を調整するのが困難で、TVで見る限りは
フレッドカプルスくらいしかこの手首を使っていません。

昔は皆甲側に曲げていたのですが、パワーゴルフになってからは
その弊害がでまくり、ほとんどの人は治してしまいました。

左の手首はアドレスでは甲側に多少ですが曲がっています。
ところがインパクトでは逆に手の平側に軽く曲がっています。

したがって、どこかでその角度を変えるのですが、
より効率が良いのはテイクバックの1のポジションです。
シャフトが水平になる位置で、左手首の角度はインパクトと同じにして
打つまではその角度を変えないという方法です。

これによって軌道が安定し、ミート率も安定しやすくなります。
トップの位置でもその角度はキープし、
インパクトを過ぎてから今度は甲側に曲げて、左手の平は
目標方向に向くように90度折るとフィニッシュでシャフトが
ほぼ水平になります。

これもオーソドックス打法ではフォローからフィニッシュまでは左手の平が
つねに自分を向いているようにしますので、シャフトは縦に背中を叩きます。

スライスがとまらない人はこの方法で、フックが止まらない人は
前者の手の平を目標に向ける動きにすると良いでしょう。

また、コックは最大に利用し、トップでは腕とシャフトが90度
になるまで曲げると最大になります。
選手によっては90度まで曲げず、ダウンスイング時に90度以上に
する人もいるのですが、その人のほかの部位や速度や力加減によって
インパクトでスクエアになればある程度は許容範囲です。

90度コックを使っていないからといって、すでに定着している人は
そのままでも大丈夫だとういことです。
ただ、これから定着させる人は、できるだけ効率を上げるために
マックスにコックを使えるようにしましょう。

重要なのは毎回同じ形のトップ、同じ形のインパクトを作ることです。
もちろんテイクバック時の軌道も大いに影響しますので
常に同じ動き、同じ力、同じ速度、同じ方向、同じタイミングで打つ
ように練習しましょう。


from ModernSwing21