20170604

◆絶滅危惧種のゴルフクラブ創ります: ゴルフスイング◇右腕の使い方



少なくないゴルフ理論では
「スイングは左手のリードだ」
「右手は使っちゃいけない」

と言われたりします。

しかし 折角、右利きの人が右打ちをしているのですから
良い時期、良い使い方で
気持ちよく 右手でボールをぶっ放しましょう。


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①右腕を使う時期

右手を使う前に
少し覚えておいて貰いたいのは
ボールをより望みの方向、
アドレスなりの方向、
手にしたクラブの正規のロフトや距離
を打つのには
インパクト付近の体の姿勢が重要です。

7番アイアンを持っていても
体、肩、左肩が上がり
体が15度も上を向いていたら
9番アイアンやPWの弾道や距離になってしまう
可能性はとても高いです。

そのためには 両方の腕が突っ張らない程度の
長くなっている、特に右腕が伸びている必要があります。

先に、右サイドが下がったり
ボールに近づいたりしてしまうと
本能的に右腕は伸ばせなくなってしまいます。

スイングの動きの中では
右腕が伸びる はイコール 左腕が曲がる
と考えた方が良いです。

スイングの中で局所的に、瞬間的に、
両方の腕が伸びている瞬間は存在する…かも知れませんが
意識としては 必ずどちらかの腕が曲がっている
と考えて下さい。

インパクトまでに右腕を伸ばす ということは
インパクト時には左腕が曲がっている
 ということに
等しいのです。 それを意識してください。


②右腕の使い方

多くの人は
右腕の伸ばし方に間違いがあります。
よって 使うと上手く行かない に陥ります。

肘を伸ばす、腕を伸ばす は
シンプルに上腕を下げる動きです、
前腕を振る動きではありません。

上がって 上腕を降ろせばよいのです。

ですから それが出来るテークバック・トップが必要です。

曲がった肘が自分の方を向くような状態では
右腕を使ってクラブを振ると
グリップが自分から離れてしまいますから、
体を開いて グリップを遠ざける動きを取り入れないと
いけなくなります。


腕の重さもありますが、クラブの重さもあります。
体の回転のスタートよりも
先に腕を動かし始める(左上腕が先ですが…)位の
つもりでないと 同時進行していかないでしょう。

スナップショット 1 (2012-11-23 11-59)


③右腕の使う方向

よく言われている スイングプレーン・スイング軌道
ですが、これは本来 ヘッドをなぞる軌道ではありません。

打ち手の運動すべき面とも言えます。

スイングプレーンは自分の動作として
次に進むべき方向です。

右腕が曲がっている ➟ 右腕が伸びる

当然、ここには『時間が発生』しますから
全体の運動の方向に沿った・スイングの軌道に沿った
方向に 腕の伸ばす方向でないと
運動そのものから外れてしまうだけでなく
軌道そのものも崩してしまいます。

体が回転していく中で
腕を伸ばし終えたところ、それよりも少し先
の意識が必要です。

体というターンテーブルは常時動いているのです。

例えば トップの位置で
右肩の前辺りに右手が在ったとしましょう。
そこから伸ばしていく方向は
その時の左太もも前あたりになります。

そのためにも 右腕を伸ばす=左腕を曲げる
という連動した「刷毛塗」感はとても大切です。


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