20170603

◆絶滅危惧種のゴルフクラブ創ります: アマチュアの「飛ばない」理由



若くて、どう振っても体が痛まない方には
全く用のない記事になるかも…です。



なんども説明しているので
少々しつこい話になってしまいますが
「飛ばない理由」は簡単
(説明するのは簡単という意味)
ロフトの使い方が上手く行っていないからです。


現在のスイング論、
プロも含めたスイング論の大元は
「高打ちだし・低スピン」論から始まっています。

確かにこれは理屈としては間違っていません。
間違っていませんが、機械的な机上の理論で
人間が行う、特にアマチュアのオジサンゴルファーが
実践するのには 体の故障が伴う大変危険な理論です。
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単純に説明すると
例えば 5度のロフトのクラブを使って
15度打ち上げ軌道を作り
その15度に対し、5度のインパクトロフト
(地面に対しては20度のヘッド姿勢)で
打つことによって
15度の打ちだし角度に5度のスピンで飛ぶ
という理論です。
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10度なり、15度上に振る というのは
かな~~り 上に振る煽る・しゃくる感じです。
ウエッヂのような短いクラブであれば可能ですが
この仰角をドライバーで作るには
   かなり上を向かなくてはなりません

体への負担も相当でしょう。

そして これを実践する場合、
その上昇、仰角に対し ロフトを維持しなければなりません。
15度の仰角にクラブを振って
その基準よりも大きなロフトでインパクトを迎えては
単に高く飛び出る 上に飛ぶ弾道になるだけ です。

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体重を左に移さず 右体重のまま
上に振るので、放っておけば
より大きなロフトになり易い振り方です。

ここの部分が 多くの人が飛ばない理由 です。

そして この振り方には多くの代償が伴います。

①腰、特に右腰に負担がかかります
②体を開いて打ちますので首にも負担がかかります
③地面から打つショットが苦手になります

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体の回転と腕の振りが基本別物なので
タイミングが命 となり
このショットでコンスタントにゴルフをするのには
相当量の練習量、練習頻度が必要なので
それが 体を蝕むことになるでしょう。


個人的な意見ではありますが、
昔のゴルフスイングのインパクトは
体が正面を向き、その体に対して顔も正面を向いていました。
ところが 今のスイングは左を向いてテークバックをし
右を向いてインパクトをしていますので
とても 醜い体の動き 姿勢に感じます。
真似はしたくないです。。。 

軽いヘッドの、硬いシャフトのクラブから始まって
こうなってしまうのか、
はたまた このスイングがあるから
軽いヘッド、硬いシャフトを好むのか・・・

どちらにしても 長持ちして楽しめるものでは
無くなりつつあると思います。


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