20170602

◆絶滅危惧種のゴルフクラブ創ります: アプローチから始めるゴルフスイング②


アプローチで大切なのは
スイングの中に決して加速を入れない
という事です。


これは実はショットも同じです。

スピードを変える時は
全体のスピードを変えるだけで
インパクトに向けての加速感は存在しません。

距離に応じての 加速度変化は存在しません。

インパクトに向けての加速感で距離感を作ってはイケマセン。

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ですので PWでグリーン周りの
10~15mのショットを打つのも
体の回転は180度 右90・左90 の
フルターンをしてみます(ドリルですからね)

その中に加速 を一切入れず
行きも帰りも意識としては等速運動
その距離を作ってみます。

スイングの場合、
その不必要な加速感は
動作する、スイングする
空間が閉じてしまう、狭くなってしまう、無くなってしまう
事に大きく起因しています。
それは 体自体もバラバラ、体とクラブも規則性のない
動きをするからです。
体ごとクラブが動いていれば
その空間はいつも一定です。
ですので アプローチ・パター・ショットに至るまで
意識として加速の無いスイングをトライしてみましょう。


このドリルをする上で
特に意識して貰いたいのは
①テークバック時でのグリップエンドと胸の距離
②上半身を使わないテークバック
③スイングの中に加速を入れない
④ヘッドを忘れグリップだけを移動させる意識
⑤体は180度のフルターンをしても
 シャフトは90度のターンで収める



⑤は殆どの人が体験がありません。
180度体がターンをしたら
シャフト・クラブも180度ターンするモノ と
潜在的に思っています。
BlogPaint

でもよく考えてみて下さい。
なが~い棒の先に重さが付いているのです。
その重さが 30キロだったとしましょう。
柄の部分であるグリップを180度回転させて
先端部のヘッドは180度回転すると思いますか?

柄の部分であるグリップが移動している限り
先端部は追いつくと思いますか?

大袈裟に 30キロ という仮定の話をしましたが
極端な重さが付いている事には変わりはないのです。

同等以下の距離を
同等の方向に
同等以下の速度で
グリップの移動次第でヘッドを移動させる癖
を付けることが大切です。


しかも斜めとは言え この動作の中には
縦の動きも混じっているので
先端のヘッドをグリップの移動以上に動かせば
必ずその分 体は上を向くことになります。
必ず 骨盤の角度以上に肩は上を向くことになります。


20090801 2009_08_30_20_03_19-375フレームショット



ヘッドを動かさなければ飛ばない
と それでも信じ続けますか?

そのクラブの正しい球筋は
ヘッドが上から入って来て
地面に対してはその上から入ってくる角度分締まって
ボールとコンタクトすることによって生まれます。
そして 上から入ってくることによって
ヘッドの重さそのものも打撃に利用できます。

ヘッドをグリップの移動以上に動かせば
必ず 体・肩は上を向きます。
おそらく その軌道以上にロフトも上を向きます。
そうなると 打撃にヘッドの重さは使えません。

それでもヘッド振るのなら 私には何のアドバイスもありません。
from ◆絶滅危惧種のゴルフクラブ創ります