20170412

元ゴルフ研修生クラフトマンのゴルフ相談ブログ: ウッドとアイアンのスイングイメージを分けるべきか、の相談です

【質問】
「倉木様

いつも楽しみに拝読させて頂いております。
ご多忙の中、恐縮です。
スイングに御教授いただければ幸いです。

ドライバー、FW、UT等はタメを使って
「ボールを押すインパクト」を目指し練習しております。

がアイアンですと、ダウンでタメをすぐに開放し
手首を柔らかくヘッドをビュンと走らせるほうが
なぜかいい感触なのです。

しかしクラブによって「押すスイング」と「捌くスイング」を
使い分ける事はダメではないか、と悩んでおります。

スイングはすべて同じ、と意識して練習したほうがやはり
上達するのでしょうか」



【回答】
ウッドとアイアンは構造が大きく違うので厳密にはイメージを変えた方が良いです。
ウッド、ユーティリティーは重心が深く、アイアンは浅いです。
ウッドは立体的でアイアンは平面的と言えます。
具体的に説明すると長くなりますが、簡単に説明しますと、おっしゃるようにウッド系は押す、アイアンは捌く、が相性が良いです。
押すスイングは上体の開きが大きめになりますが、立体的なウッドの場合はそれでも問題ありませんし、その方が相性が良いモデルも増えています。
アイアンで押すスイングをすると

・ショートアイアンは弾道が上がりすぎる
・ロングアイアンは弾道が低すぎる

と言った症状が出ます。
捌くスイングをすれば上体の開きが抑えられますのでショートは低く、ロングは上がる、と言う結果を得られます。
厳密にはこのようなイメージの分け方は有効です。
プロが「全番手同じリズムで打つ」と説明することがありますが、それでも番手別、ウッド、アイアン別にスイングは変わっています。
あくまで感覚的なものなので、そのまま参考にして「全番手同じスイングで打てる」と言った楽ができてシンプルで嬉しいという幻想を抱いてしまうと現実のスイングが改善しません。
(プロはシンプルなことを言いますがかなり高度なことをやってのけています。)
使い分けるのはダメではありません。
クラブに対応できているイメージなので問題ないと感じます。


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