【質問】
「いつも拝見させて頂いております。
ドライバーについて相談させてください。
現在のセッティングは
1WはDOCUS DCD701にディアマナW60S
3W、5WはイオンスポーツGIGA787プロトにディアマナサンプ65S、75S
3UはDOCUS DCU701にMCH90S
4-Pは藤本技工ビリーバーにDG CPT S200
52、58はP-tuneにDG S200
ちなみにHSは45前後、持ち球はドローです。
最近、ドライバーに悩みを感じています。
もう少し先の方が走ってくれたらな…って思ってて、その不安もあってかひどくひっかけたり、プッシュアウトしたり、ドライバーだけスライスしたりと安定感に欠けます。そんなところに某所で試打会が開催されていて、トラックマンで測定しますよという営業文句にやられ測定してもらったところ、中〜先中のシャフトが合うスイングと言われました。今まで何となくもう少し先が走ってほしいという気持ちと重なったため、ドライバーを変えればもっと自分に合ったセッティングになり、安心して振れることに繋がるのかと思った次第です。
あと、3Wの精度も上がりある程度飛距離が出るようになり、ティーショットだと240〜250yd飛ぶため、ドライバーとの距離差が少なくなっています。これを機にドライバーを少し長く（45.5〜46インチ）することを含めて飛距離重視のセッティングにして、ティーショットで1W、3Wを今以上に使い分けることを考えてます。
前置きが長くなりましたが、質問です。
ドライバーのヘッドの候補はBALDOコンペチオーネ568LCもしくは同460ccモデル、シャフトはバシレウスのフィアマ2が第一候補で、まだ打ったことがないのですが飛距離に定評のあるデラマックス01α（メーカーは中調子としている）が気になっています。
フィアマ2であれば45.5インチで組んだ場合60Sと70Sのどちらが適正な流れになりますか？
また、デラマックスの場合は飛距離重視の最近の流行り（？）通り軽・硬にしようと思ってますが、46インチで55SXぐらいでどうでしょうか？
よろしくお願いします。」
【回答】
クラブ長を長めに仕上げるとカット後のシャフトが長くなります。
長くなると長さに対して相対的に剛性が上がります。
同時に、剛性のカーブはやや弾き系へ変化します。
そのため、先端が走るフィーリングになりやすい傾向にあります。
フィアマ２であれば60Sの方が妥当です。
クラブを長くした場合、もちろんヘッド重量にもよりますが基本的にシャフトを軽くしてクラブ全体の慣性モーメントという数値を下げて振りやすくすることで下の番手との流れが合いやすくなります。
長くすることで相対的な剛性も上がるのでその点でも60が妥当です。
DERAMAX01αは長尺にしてもメリハリのあるスイングに対応する剛性に仕上がっているので重心距離が短めのヘッドとの相性も良いです。
長尺らしいスイングと言えばやや遠心力を使うスイングですがDERAMAX01αの場合は引き付ける動作にも対応するような剛性になっているのでそのようなスイングをイメージするのであれば良いと感じます。
フィアマの方が他の番手との相性は良いです。
手元から先端に向かって癖が少なくなだらかにカーブする設計です。
サンプ、MCH、CPT、全てそのような設計になっています。
サンプは少し手元が硬めですが手元のカット長次第で手元の剛性を落とせます。
ヘッドはどれもほぼ同等のネック軸周り慣性モーメントなので、弾道の好みと、その他の好みで良いと感じます。
from 元ゴルフ研修生クラフトマンのゴルフ相談ブログ