【質問】
「いつも参考にさせて頂いております。
クラブ選びで女子プロゴルファーを参考にしたいのですが、どうしてもわからないことがあります。
同じヘッドスピードならば女子プロのほうが、男性より軽く柔らかいシャフトを選んでいるように思うのですが、理由は体力的な問題なのでしょうか?
もし仮に平均的な女子プロと同じヘッドスピード、技術だとすると腕力だけはあるが足腰が衰えた初老の男性でも彼女達よりハードなアイアンシャフトを使うのが正解なのでしょうか?
それとも、彼女達が正解でアマチュア男性ゴルファーやゴルフショップ、フィッターがオーバースペックなクラブ選びをしているということでしょうか?
例えばGPSの測定で220ヤードきっちり打つ男性ゴルファーでSではなくRシャフトを使っている人って少ないと思うのです。。。
現在ハードに感じているモーダス105Sから加減せずに済む範囲で軽く柔らかいシャフトへの変更を検討中です。ご教授よろしくお願いいたします。」
【回答】
主な理由は3つあると感じています。
一つは体重、体力の問題です。
基本的に男子アマチュアよりも女子プロの方が身長が低く体重も少なく筋力が低いことが多いです。
この場合だと硬度や重量が低いものの方が妥当となります。
2つめはヘッドスピードアップを優先していることが考えられます。
女子プロは軽め、長めのドライバーシャフトを使う傾向にあります。
軽め、長めのクラブを使うとヘッドスピードが上がる反面、タイミングがバラつきやすくミスが大きくなる傾向にあります。
多くの女子プロはそのデメリットを技術でカバーしています。
3つめはヘッドスピード測定器の違いです。
女子プロが公開しているようなヘッドスピードは多くのゴルフショップに設置されているブリヂストンサイエンスアイよりも少なめに出る計測器での数値となっています。
サイエンスアイで45m/sくらいの場合、女子プロが測定するような計測器だと42〜43m/sくらいになります。
以上のような理由によりヘッドスピードに対してやや軽め、軟らかめのものを使用しています。
それに加え、クラブに詳しい男子アマチュアの多くはやや重め、硬めのものを使う傾向にあります。
さらに、販売上の理由もあると感じます。
できればRよりSを使いたいと考えるゴルファーが多いので軟らかめのSが多くなっています。
モーダス105Sから軽く軟らかめのものに変更ということであればMCI90Sがおすすめです。
わずかに性格は異なりますがモーダス105Sよりも相対的にシャフト先端が軟らかくなるのでつかまりが適度によくなります。
シャフトのしなり方も全体的にしなりつつ先端がわずかに締まった感じでモーダス105からの変更に最適です。
余談ですが誤解している人が多いのですがモーダス105SとNS950Sは同じ長さで計測するとほぼ同じ重量なのでモーダス105からの重量ダウン目的には適いません。
(NS950の先端を硬くしたものがモーダス105です)
さらに余談ですがサイエンスアイのヘッドスピードがプロが測定で使用するトラックマンなどよりもヘッドスピードが高めに出るのは測定方法の違いが原因であり決してヘッドスピードをあえて多めに出してお客さんを喜ばせようとするものではありません。
ヘッドスピードが高めに出る分、ボール初速が低くなるのでトラックマンなどの測定よりもサイエンスアイの方がミート(ボール初速/ヘッドスピード)が低くなります。
サイエンスアイのボール初速は実測ではなく専用1ピースボールで打った時のボール初速を実際のコースボール(多層構造
ボール)で打った場合のどの程度のボール初速になるかを推測して変換した数値になります。
from 元ゴルフ研修生クラフトマンのゴルフ相談ブログ