20160517
◆絶滅危惧種のゴルフクラブ創ります: ゴルフスイングやストロークの見方がスイングを決めてしまう
ゴルフの 望ましいショット、良いショットとは
打つ前に半分以上のことが決まってしまいます。
上手く打てるか 打てないかは
打つ前に概ね決まってしまう ということです。
勿論 ゴルフは楽しみであり、遊びですから
成功するかどうかのギャンブル面も
ゴルフを面白くさせる要素なのは否定できません。
とはいえ 一応 スイングも含めた職業ゴルフ人としても
そこは突っ込んで考えないと行けない性分なので・・・。
スイングの見方についてのお話です。
昨日も書きましたが
この単純な絵、構図は
体の前傾姿勢があり、体の向きが変わるから
上に上がる肩の部分、三角形の頂点の部分は
上に上がっているのでなく 奥にずれているのです。
ただ 体の回転には前傾姿勢があるので
結果、高さが上方に変化しただけのことです。
それをこのように具現化してしまったのでは
本来のものと 90度方向の違うものになり
プロのように パターの練習だけで
毎日数時間費やすのならいざ知らず、
本番前の練習グリーンで一か月ぶりにパターを持つ
みたいな「オジサンゴルファー」が行えば
うまく行くはずもありません。
だって 動作として90度間違ってるんですから…。
動画などを見て ➡分析し
それを自分なりに ➡解釈(判断)し
練習を重ね真似ていく ➡実行
一見スイングの改造…に思えるこの行為も
ゴルフそのものなのです。
ショットとは
自分の置かれたコンディション・技量・ライなどの状況を分析し
何が一番確率が高く、何を望むのか判断し
実際にショット(実行)します。
建設業で言うところの 測量~設計~施工 みたいな感じです。
その 一番初期段階の 分析(測量)の時点で
立体を取り違え、横であるものを、縦に間違えて
設計されてしまったものが ちゃんと施工できるでしょうか…。
たぶん 難しいでしょう。
それを 施工の担当の部署のせいにしますか?
ゴルフスイングで言うと 動作としての
技術としてのスイングのせい にしますか?
。。。無理がありますよね。
横であるものを縦に間違えて解釈しているのですから…。
そうやって作られたスイングが
緊張感や高揚感のある コースで
練習場とは違う平らな状況のない中で
うまく行く・・・筈がありません。
これも典型的な錯覚を生み出す映像です。
この角度から見れば
ものすごくシンプルに
クラブはそのクラブ自身が動かず
それを持った自分がフットワークを使って
胴体ごと向きを変えた過程の中で
ボールを打ったというのが分かりやすいものです。
ところが これを アドレス時の正面
ボールの飛球する垂直な…よくある角度から見た時
フォローでは ヘッドがグリップを追い抜いて見えるでしょう。
全然意味が違うふたつ になってしまいます。
こちらの画像。
こちらが典型的なこすり打ちです。
基本は製品ロフトが関係ないですが
大きなロフトのクラブで実行すると
体の回転でなく必要以上に
ヘッドを縦に丸く振ってしまうので
ボールの底をこするような打ち方になり
ヘッドスピードを上げたとしても
上を向いてしまう分もありますが、単にボールに回転を
与えるだけです。
始めのパッティングストロークの話に戻りますが
こうやって 奥行きを縦の回転に
間違えてしまうと
どんなにうまく行かないか
この絵で理解できるでしょうか
見ての通り胴体をひねって
肩回りだけを縦に動かして
ストロークしていることが分かりますでしょうか?
このストロークを遂行するには
アドレス時のかなり深い前傾が必要になり、
前傾姿勢が深い上で胴体をひねる動きが大変腰に負担を掛けます。
しかも結果は距離感が身に付きにくいんです。
ほんと あまり言いたくないけど
ハーメルンの笛吹きを思い出しますよ…。
その結末はうまくいかない ことではなく
ゴルフをする人がどんどんいなくなってしまう
という結末です。 from ◆絶滅危惧種のゴルフクラブ創ります